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    mikelan

    Author:mikelan
    mikelan(ミケラン)と名乗っておりますが、実態はどこにでもいるフツーのオバチャン。

    音楽・旅が好き。
    若い人たちに紛れ込んで、こっそりと(?)ロックバンドのライブに行ってます。

    ブログタイトル「からっぽの青春」は、知ってる人は知ってる(^^♪あるレコードのシングル盤のタイトルから拝借しました。
    生来あまのじゃくなので、ここのブログ記事も、そのような内容…かも。
    カテゴリは、大雑把な性格なので、かなりおおまかな分類。


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    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)
    その後①
    なんだかすっかり涼しくなり、先日買い込んだ「POM」が減らない。

    今のところ飲みきったのは果汁100%の「ポングレープ」だけ。
    昨日、ようやく「ポンアップル」をひとくち飲んでみた。

    感想としては「ポングレープ」はもう買わないけど「ポンアップル」の方は、そのときの気分では買うかな。

    でも…。
    やっぱり、ポンジュースはみかんでしょ\(^_^ )( ^_^)/
    フルーツミックスは、以前に飲んで確かに美味しかったけど。

    この調子だと、まだ手つかずのPOMマークのついた果汁入り飲料の方を、賞味期限までに飲み終えることができるのだろうか?(苦笑)



    その後②
    今後のライブ予定が9本から10本に増え、懐がますます寒い状況('◇')ゞ

    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)

    第2012回 「この夏の思い出は?」


    気がつけば、8月がもう終わろうとしている。

    振り返ってみれば、がまんできないほどの暑さは、ほんの2週間くらい?…だったのかな。

    しかし…。
    ほんの2週間ほどのこととはいえ、その間の暑さといったら、日ごとに体力を消耗していくのがわかるよう(-_-;)


    さて…。
    そんな今年の夏の思い出といえば、7月中に立て続けに行った3本のライブ! 
       ↓
    「MANNISH BOYS」ライブ記事   
    「山本恭司」ライブ記事①
    「山本恭司」ライブ記事②
    「スタレビ」ライブ記事①
    「スタレビ」ライブ記事②

    それぞれホント楽しくて、どれも、またこういう場所に来たい、と思ったライブ(^_^)V




    そして…。

    猛暑の8月は、1本も行ってないものの、これから先の4ヶ月間で、チケット確保がまだ確定ではない1本(キャパから考えて、これもたぶんゲットできる…笑)も入れると、なんと…「9本」のライブ予定がある…みたい \(◎o◎)/

    まだボケてはないので、それぞれのチケットを確保した記憶はあるものの、あらためてスケジュールを見直すと、いつのまに、こんなことに?…って感じ(苦笑)。

    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)
    このキャッチコピー、日本語として正しいのかな。
         ↓
    「和風だしを使った洋風スープ」…???

    洋風2

    洋風1

    和風だしを使ってるなら「和風スープ」だと思うけど。


    トマトの方を飲んでみたけど、ワタクシには、トマトを使った「和風スープ」の味としか思えなかった(^^ゞ
             
    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)

    第2010回 「不思議な体験をしたことがありますか?」


    「不思議な体験」=「日常的ではない」という意味なら、「金縛り」には何度かあったことがある。

    昼寝中なのに、なぜか意識はあって、誰かが近くまで来ているから、早く起きなきゃと思うのに身体が全然動かない…みたいな感じ。

    そういう「金縛り」は、疲れがたまっているときに起こる。
    身体の方はもっと寝ていたいって要求しているけれど、昼寝なんかしている場合じゃない、っていう、表には出ない生来のまじめさ(笑)との戦いか?(^^ゞ

    昼寝ではなくちゃんとした就寝時に、後で思えば「あれは予知夢だったか?」みたいな夢も見ることはあるけれど、田舎の母が見る予知夢ほどは、はっきりしていない(彼女の予知夢は、驚くほどリアル)。


    それ以外だと、一応自分の中では説明がつくので「不思議」とまでは思っていないけれど…。


    いつもの景色が違って見えたことが、過去に数回。

    そういうときは、通常時であれば「いいな…」程度に感じるものが、「胸いっぱいの感動…」になったりする。
    そうなる前の、自分の行動や思考のせいで、一時的に「感度」が非常に高くなっている…らしい。

    が、わりと醒めている性格なので、「この状況、そう長くは続かないだろう」だとか、「こういうのが長く続くのは、あまりよくないんじゃないの?」と思う。

    もちろんけっして「ヤク」なんて使ってはいない(笑)けど、そうなる前の自分の「行動」や「思考」によって、「脳内物質」の何かが刺激され、感覚が鋭くなることがあるのだろう、と解釈。

    本来は「鈍感」な性質なので、そういう状態が、いつもそう長くは続かない(長くても10日間くらいまで)し、めったにそういうことはないのが幸い。

    長く続いたり、しょっちゅうだったりすると、こころのバランスが崩れていくと思う。
    「あちらの世界」でしか生きてゆけなくなるのは、困る(^^;)

    DATE: CATEGORY:美味しいもの
    ここでは触れていなかったんだけれど、連日のように友達のブログにおじゃまして、ワタクシが述べていた「ポンジュース」の件。

    今朝、そちらのブログを拝見して、大笑い。
    考えることは同じだったみたい。


    みかん国の「ポンジュース」にアップルがあるというのに、それを四国では見かけないことが、みかん国生まれのmikelan家のふたりとしては、不思議だった。

    ということで、昨日はポンジュース探しの一日。
    回ったのは、スーパー4店舗・ショッピングセンター1店舗・ドラッグストア1店舗・ディスカウントストア1店舗の、全部で7店舗。

    7店舗回って、ようやくこれだけ集めた(それぞれ、行くつもりだったお店だとか、そこに近いところばかりだったので、短時間で回れた)
      ↓
    PON.jpg

    果汁100%のポンジュースは、「みかん」「アップル」「グレープ」「フルーツミックス」の4種類、そして、POMの表示がある果汁飲料は、「ポンつぶ」「うっきうきつぶみかん」「ポンスパークリング」の3種類をゲット。

    ただし、ポンジュースは、すべて1リットルサイズ。
    350mlサイズはどの店にも置いていなかった。

    いつだったか、350mlサイズのポンジュースを、自動車道のサービスエリアで見かけたとき、「えっ、こんな小さいサイズのポンジュースがあるんだ」…と驚いたくらいで、コンビニでも見かけた記憶はない(あまりコンビニには行かないけど(^^ゞ)から、1リットル以外の小サイズのものは、それほどは流通していない、と思う。

    逆に、POMマークのついた果汁入り飲料の方は、1リットルサイズは「ポンつぶ」のみ。

    7店舗のうち、「「POM」のえひめ飲料さんの商品をひとつも置いていなかったお店が1か所。
    あとの6店舗も、種類は少なくて、各店舗それぞれ1~2種類程度。
    フルーツミックスもアップルもグレープも、それぞれ別のお店で見つけた。
    果汁入り飲料はあるのに、ポンジュースはない、というお店もあった。

    みかん国に生まれながら、どちらかといえば、みかんよりはりんごが好き。
    それでも、ポンジュースはみかんだ~って思っているし、みかんはエヒメが最高~って思ってる!(^_-)

    飲んだことがないアップルとグレープの味やいかに?(笑)


    今回購入の1リットル入りのポンジュースでいちばん高かったのは、グレープの245円。
    アップルとフルーツミックスは192円。
    みかんが198円。

    アップルとフルーツミックスは、それぞれお店の特売品。
    みかんは、買ったドラッグストアでは、年中その価格で販売してる。
    買わなかったけど、みかん1リットルサイズ285円というお店もあった。

    毎年、夏の終わりには、1本150円前後の6本箱入り商品がスーパーの目玉商品になるから、1本285円は高すぎる。


    そうそう、「POM」にはちょとしたご縁が…。
    ワタクシ、自分で新聞広告の中から見つけて、採用試験を受けた会社からの採用通知が届くのが数日遅かったら、えひめ飲料さんの前身の組織団体の仕事に就いていたかもしれない。
    父親の知り合いで、そこへお勤めの方が顔が広いので、どこかいい働き口ないですか?って気軽に聞いたら、それならうちはいかが?と言われた。

    あっ、でも「真面目人間」じゃないので、いくら「コネ(苦笑)」であっても、最終的には「まじめなジュース」を作る企業には、相応しくない人間、と判断されたか…('◇')ゞ

    DATE: CATEGORY:SOPHIA
    今日のヤフーさんのトップページに載っていた「夏の終わりに聴きたい曲」は、どれも名曲だとは思うけど。

    個人的に、夏の終わりに聴きたいのは…「one summer day」
    簡単に某サイトで聴こう(見よう)と思ったら、削除されたらしく見当たらない。
    それならばと、ウォークマンのプレイリストで、ワンサマが上の方に入ってるリストを再生し始めたら、止まらなくなった。

    というわけで、今日は朝から4時間ほどず~っと、針仕事の傍らでSOPHIAが流れておりました。
    SOPHIAのプレイリストはいくつか作成してるけれど、その中でいちばん長いヤツ('◇')ゞ

    窓全開なのにスピーカーの方で、しかも大音量。

    ご近所さん、ごめんなさい<(_ _)>
    「音」があまりにデカかったからか、お向かいのガキどもお子ちゃまたちが、今日はとても静か。

    お隣さんがお留守だし、お向かいさんはガキどもお子ちゃまたちが、家を壊しそうなくらいの勢いで、毎日毎日家の中で走り回ってるから、こっちも思いっきり音を大きくしてやっただけですけど、それが何か…(^^;)

    本日の大音量リスト
           ↓
    2015-08-23-1.jpg
    2015-08-23-2.jpg

    ほぼライブDVD音源(^_-)
    こんなにSOPHIAを聴いたのは「あの夏」以降、初めてかも。

    DATE: CATEGORY:音楽
    窓を全開にして寝たら、明け方には寒さで目が覚めるようになったので、テンプレートを「秋…」にしてみたのだけど、まだまだ日中は暑かった(*´ω`)

    暑いときの選曲は、インストゥルメンタルが多いかも。

    本日のプレイリスト
        ↓
    無題-6

    このプレイリスト名称は童謡・唱歌とはいえ、アーティスト名からもわかるように、けっして「さわやかな演奏」の範囲だけでは留まってはおりませぬ…(笑)




    そうそう、昨夜テンプレートを替えた時点でのカウンター数。
              ↓
    無題-3

    さっき見たらコレ。
         ↓
    無題-7

    「7777」と「8888」のときには、その数字を狙っていたのに、気がつけばその数字は過ぎており、今回「9999」よりは「10000」を狙っていたのに、なかなかタイミングが合わず…(苦笑)


    ブログを始めて、3年3ヶ月…。

    途中、自分の意思とは関係なく、強制的に2ヶ月もの間、竜宮城に閉じ込められるという「危機的状況(^^ゞ」もございましたが、3日坊主には終わらず、今のところなんとか続いております。
    見える形でのコメントや拍手は少ないけれど、リピーターの方々が多いことは、アクセス解析で承知しておりやす('◇')ゞ

    どなたかはわかりませんが、毎度ご贔屓にしていただきまして…Thank you♪(⌒∇⌒*。)
    今後も、あまのじゃく視点が変わることはない(笑)ですが、どうぞよろしく!

    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)
    食事つきの宿泊施設を初めて予約する場合、やはりクチコミは気になる。

    今回の帰省の一泊目は、あちこち探したものの、予算に見合うところがなかなかなかった。
    ようやく見つけたホテルも喫煙部屋しか空いていなかったけど、我が家的には、もうそこしか選択肢がない状態。

    気になるクチコミの方は、最高点も多く、特に料理が素晴らしい、と絶賛されている方が多かった。
    一方、ごく少数ながら、辛口批評として、料理が残念…という表現はまだいい方で、帰りに食べた数百円のうどんで、ようやく舌と胃が落ち着いた…などというものも。

    両極端なクチコミを知ったワタクシは、立地・施設内容・宿泊プランなどを総合すると、やや高級志向のファミレスの味かな?と予想。


    結果は「大当たり」(^_-)

    料理はうどんで口直ししなければ…などというものでは、けっしてなかったし、スタッフの接客態度に関しては最高ランク。
    ワタクシがクチコミするなら、中の上クラスの点はつけると思う。

    また行くかどうかは…宿泊料金が非常に安いというわけではないので、ビミョー(^^ゞ


    今回の予想は当たったけれど、情報があふれている今の時代、まずは、何を参考にするかを見極める訓練も必要みたい。
    予想が外れると、人はたぶん「辛口」になるんだろうな。

    DATE: CATEGORY:美味しいもの
    朝晩はずいぶん過ごしやすくなったけれど、まだまだ「トマト」の季節。
    生食だけでは飽きてくるので、時々こんな風に調理して食べている。
           ↓
    トマト

    これはどちらかといえば中華風のスープ(味は適当)なんだけど、和風でも洋風でも、その時の気分しだい。
    一度、うどん出汁の味付けでやってみたときは、少し味が薄かった。
    うちでは冷たくして食べるから、若干濃い目の方がいいのかも。

    作り方は、適当な味付けのスープに入れて、そのまま弱火でコトコト。
    つまり、おでんの作り方のようなもの。
    煮崩れるし、皮の食感が好きなので、湯むきはしていない。
    トマトの酸味が出るので、残ったスープも最後まで飲めるよん(^O^)/



    こちらはプロの料理。
    内子 旅館松乃屋さんの夏の懐石料理の中の二品
         ↓
    内子-1
    トマトと帆立貝の丸ごとオーブン焼

    内子-2
    トマトのフレッシュジュースと稲庭うどん


    松乃屋さんの料理は、ホント美味しい。
    地産地消で、地元産食材を使いながら、洗練された味。
    南予地方の料理の味付けが苦手な相棒も、ここのお料理は大好きだし、近年は、高齢のため少食になってきた母も、ここでは驚くほどよく食べる。

    DATE: CATEGORY:串田アキラさん

    第2007回 「好きな声はどんな声?」



    歌声ならば、串田アキラさん!

    串田さんについては、以前にもたっぷり書いた→「2012年の記事」 「2013年の記事」
    だから、今回は書かない(^^ゞ


    若い頃、彼のレコード(アニソンではない)を聴くワタクシに、実家の母は、「この人は、羊羹を斜めに押しつぶしたような声をしている…」と、笑っていた。

    「羊羹を斜めに押しつぶす…」っていう表現は、比喩ですらない(笑)と思うけれど、母の言いたいことはよ~くわかったし、それは、けっして否定的な言い方ではなかった。

    彼には、アニソンよりも、もっとふさわしい歌があるのに…と、ずっと思っていたけれど、つい先日も記事にしたように、今ではウォークマンにその類の楽曲も入ってる(^^♪

    DATE: CATEGORY:美味しいもの
    この料理、ネットではみかん国の郷土料理として紹介されているが、みかん国の中程辺りで生まれ育ったワタクシがこれを初めて食べたのは、たぶん40歳台半ば。
    この料理のことは、宮脇俊三氏の「途中下車の味」の中に出てくる。
    だから、存在を知ったのはずいぶん昔なんだけど。

    これとよく似た、九州宮崎の「冷や汁」を食べたのが30歳過ぎ。
    つまり、郷土料理の方を、かなり後で食べたということになる。

    みかん国でも、主に南予地方(特に宇和島周辺)の郷土料理「さつま汁」
                   ↓
    大洲-3
    大洲市 「との町 たる井」  焼さつまめし 800円

    以前は「さつま汁」と言ってたはずなのに、最近はお店のメニューでは「さつま飯」となっている場合が多い気がする。
    このお店では「焼さつまめし」というメニュー。

    大洲-1-1 大洲-2-1



    伊予の小京都と言われる大洲市の印象は、実は個人的にはず~っとよくなかった。
    独身時代の勤務先の、大口取引先の中でも、特に、この大洲市にある事業所の方々の「常識」は、とても・とても・とても…理解しがたいものだったから。
    私の中の、大洲市の名称がついているその事業所=大洲市…みたいな感覚は今でも消えない。

    その事業所では、彼ら独自の「常識」に基づいて、代々の担当者が事務処理を行っていたので、それによる帳簿上の「ズレ」がめっちゃ怖ろしいことになってしまい、でもその後始末は、当然のようにメーカー側に押し付けてきたから、その処理のため、私は何度か大洲へ出張する羽目になった。
    それは、自分たち側の「常識」が通用する範囲は、非常に狭いのかもしれない…ということを、身をもって経験した日々でもあった。

    先方の担当者が若い女性の「できる人」に替わってから、その後始末作業がようやくすんなりはかどることとなり、その最後の処理が終わったとき、メーカー側である私達が、先方さんを接待するために行ったのが、このお店。

    そのころは、たる井旅館という名称で、先方のその女性が「たる井さんへ招待していただくなんて…」と、非常に恐縮した様子だったのを覚えている。
    その女性の上司の方は、こんなのは当然といった様子だったことも。

    そのときは、もちろん安価な「さつまめし」などではなく、かなりお高い料理を食べたはず(苦笑)!


    ※ さつま汁(さつま飯)…焼いた鯛を、すり鉢ですり、白味噌と鯛の骨でとった出汁を合わせ、刻みこんにゃくと薬味(あさつきとゆずの皮)を加えたものを、麦ご飯の上にかける。

    宮脇俊三氏の本の中では、人から聞いた、宇和島名物の「かまぼこになる前のドロドロしたものをご飯にかける食べ物…」に、ようやくありつける様子が、簡潔に記されている。
    この文章の「かまぼこの材料なんかでは不味くて食べられん」という、あるお店の女将さんの描写が、とても宮脇さんらしい。


    ワタクシがこの「さつま」を食べる機会がなかなかなかったのは、同じ南予の郷土料理でも「鯛めし」が大好きだから。


    ※ 鯛めし…鯛のお刺身を白ご飯に載せ、タレと生卵、薬味(ゴマやネギ)を混ぜたものをかける。


    田舎の母によると、炊き込みご飯タイプの鯛めしは昔からあったけれど、こういう生の鯛めしは、母の若い頃にはなかったそうで、観光者向けに考えられた料理なのでは?…とのこと。

    ワタクシ自身は、この鯛めしを20歳の頃に会社の慰安旅行で初めて食べて、その美味しさに感激(^_-)

    DATE: CATEGORY:鉄道(鉄道旅記録 他)
    今日は、診察日。

    この暑さでなのか、お盆前でみんな忙しく病院へ来られないのか、たった30分ほどで診察・会計まで終了。
    ところが薬だけはいつもと同じで、自分の番号だけが表示されない状態。
    ワタクシの場合、一錠の半分っていう薬が一種類あるので、それに時間がかかる。

    というわけで、たぶん乗れると思った電車には乗れず、駅で20分待ち。
    冷房の効いた待合室なんてものはないホームで、テツらしく、駅の探索をして時間つぶし。


    今日見つけたのはコレ
        ↓
    ことでん-1

    これ、今までなかった気がするんだけど。
    検査されてる人も見たことないし、もちろんされたこともないっ!

    こっちは、毎年この時期になると見かけるが、もちろん(笑)、行ったことはないっ!
        ↓
    ことでん-2

    かなりたくさんの有名な方々が参加してるけどね(^^♪


    そうそうテツで思い出した。

    昨日の旅日記、まさかあのルートを参考にして「旅に出よう…」なんて方は、いないとは思うけれど。
    あれは、1995年の時刻表に基づく計画表なので、現在の各駅・各地がどう変化しているかまでは把握しておりません。
    あしからず<(_ _)>


    そして、明日からしばらくブログお休みします。
    20年前の旅日記で疲れました(笑)…ではなく、お盆のため。

    DATE: CATEGORY:鉄道(鉄道旅記録 他)
    ②からの続き。

    「テツコの旅 3日目」
    米子→鳥取→城崎→福知山→園部→京都→姫路→岡山→高松→最寄り駅(すべてJR線)


    3日目は、朝になっても、予定が決まっていなかった。
    前日の宍道湖の夕陽のおかげで、最初の完璧プランへの未練はなくなったのに、今度は案がありすぎて迷っていた。
    主な案だけで8つ。
    まず米子駅で、7時20分発の山陰本線、鳥取行きを選択。
    伯備線を使う2つのルートが消えた。
    山陰と山陽を結ぶ幹線である伯備線に一度も乗らないまま、家路につくことになる。
    伯備線案では、最短の岡山を目指すのではなく、新見から姫新線に乗ることになっていた。
    そのうちのひとつは、智頭急行の一部区間にも乗車できる。
    佐用駅で降車するので、駅の見学もできる。
    一方、鳥取駅からだと智頭急行全線に乗れる可能性もまだ残っているし、もっと別の選択肢もある。

    車中で、残り6案のどれにしようかと考えているうちに、倉吉に着く。
    旅行カバンを提げた観光客がたくさん乗車してきた。

    なんと、あの木次線のおばあちゃんと目があった。

    偶然の再会を喜びあう。
    昨日は三朝温泉泊まりだったそう。
    広島の宮島から玉造、三朝と旅館のごちそうが続いて、ふたりとも食事に少し飽きてきた様子だが、この後も鳥取、丹後半島、京都とまだまだ旅は続くらしい。
    喜寿を迎えたというおばあちゃんは、きれいにお化粧をしてとても若々しく、話題が豊富。
    行動範囲が広いということが、話していてよくわかる。
    私の旅予定を聞いて、乗り放題の切符に興味を持ち、細かい質問をしてくる。
    会話がはずんだ。
    今回の旅行は子どもたちからのプレゼントだそうで、温泉効果からか顔がつやつやしている。
    旅行行程を詳しく聞くと、あの木次線の日だけが特別で、それ以降は長時間列車に揺られることはなさそうだった。
    木次線には乗車してよかったと言いながらも、後半はくたびれちゃったと笑っていた。
    気軽に乗れる路線でないことは承知していて、次に話題が、鉄道少年のことになった。
    今頃どの路線に乗っているのだろうかとか、ちゃんと寝る場所は確保できたのだろうかとか、ついつい私たちは、彼の祖母と母になった気分で心配していた。

    ご主人の方は、黙ってニコニコしていた。

    9時26分鳥取に到着。
    鳥取での選択肢は2つ。
    智頭急行路線には未練が残っている。
    ガイドブックで知った佐用の隣駅、平福の古い町並みにも関心があり、心はほとんど9時40分発の大原行きに傾いていた。
    ところが、いつのまにか乗客が増えていて、境線の米子駅到着のとき以上の込み具合で、自分の意思では動けないくらいになってしまっていた。
    人に押されているうちに、おばあちゃんたちと出口が別れてしまった。

    また手を振りあって、しかし、今度こそ本当のお別れだった。

    超満員の列車からようやくの思いで降りたら、同じホーム向こう側の列車が発車ベルを鳴らしながら待っている。
    待っていてくれたという感じがうれしい。
    思わず、ホームにあふれかえる人を何度も何度もかきわけて、飛び乗ってしまった。

    9時27分発の城崎行きだった。

    これで大原行きで可能な2つのルートが消えた。
    平福の古い町並みを自分の目で確認したかったが、次の機会を待つことにする。

    しばらくは、このまま山陰本線を楽しむことになる。
    浜坂駅で、それまでかなりにぎやかだった女性数人のグループが降りた。
    旅行客ではなく、仕事先に向かう様子。
    仕事前にあのパワーだと、エネルギーを使い果たしてしまっていないか、人のことながら心配になる。

    次の久谷駅では、大量の荷物のおばあさんが降りる気配。
    包みが何個もあって、とてもひとりで持てる量ではない。
    どうするのだろうとまたも心配になった。
    駅のホームで待っていたおばさんが、扉が開くやいなや、目にも留まらぬ早さで乗り込み、あっというまに半分以上の荷物を抱えて降りた。
    乗客のおばあさんの方は、ゆっくりマイペースで降りていく。
    親子にしては歳が近く、姉妹にしては離れているふたりは、この作業に慣れている。
    荷物の中身は仕入れてきた商売品のようで、菜っ葉類と根菜類が見えていた。

    私の出番はなかった。

    車窓からは海が見えている。
    晴天で海は穏やか。
    あまり日本海らしくはなかった。
    とはいっても、見慣れた瀬戸内海に比べると、やはり海の色が数段濃くて深い。
    車の旅で海岸沿いに城崎方面を目指したときは、曲がりくねった道路に閉口したが、この列車の適度な振動とスピードは、快適そのものだった。
    列車の刻むリズムに眠くなるが、余部鉄橋を見逃すわけにはいかない。
    列車を見上げている人たちが数人、豆粒状態で見えた。
    彼らに、私の姿は見えたのだろうか。

    香住駅で何人かの旅行者が乗ってきた。
    みんな申し合わせたように、発泡スチロールの箱を提げている。新鮮な魚介類が入っているのだろう。
    山陰へきたのに、私はまだ魚を食べていない。

    10時56分城崎に到着。
    朝食はまたもや菓子パンですませただけなので、お腹が減ってきた。
    この駅ではルートの選択肢はない。
    11時13分の福知山行きに接続している。
    これだと蕎麦屋へ入る時間もない。
    次に12時34分の便があるが、それだと昼食を含めて1時間半。
    これでは城崎という場所には短すぎるから却下した。

    駅のトイレを利用した後、ルートで迷う必要がないので、駅弁の種類で迷う。
    さすが観光地だけのことはあって、山陰地方定番のかにを使ったものだけでも何種類もある。
    その中から、販売のおじさんがいちばんお勧めだという、かにずしに決めた。

    かに寿司

    美味しかったけれど、考えればすごーくかにが好きなわけでもないし、おすしも好んでは食べない方だった(苦笑)


    城崎駅から2つ先の豊岡で、高校生を含めて多くの人が乗車してきて、列車が満杯になる。

    この豊岡駅では、また大荷物を抱えた人が乗ってきた。
    列車にこんなものを持ち込んでもいいのだろうかと思うような、ハンパじゃない大きさのカバンを持っている。幼稚園の年少くらいまでの小さい子なら、三人は入れそうな大きさだった。
    持ち主は中年男性なので、なんとかひとりで列車内に運び入れたが、何が入っているのか気になってしようがない大きさだった。
    駅で人の動きがあるごとに、カバンの存在は邪魔になる。そのたびに持ち主は身の置き所がない様子で、その姿は、カバンよりうんと小さく感じられた。

    江原駅で高校生たちが大量に降りたかと思うと、入れ替わるように、別の学校の一団が乗ってくる。
    次の八鹿駅でも同じことがあって、梁瀬駅で高校生たちはほとんどいなくなった。

    今回乗った路線の乗客の半分以上が、高校生。
    たまたま私の乗った時間と彼らの時間が同じということではあるけれど、JRにとって、高校生は収入が約束されるいい客には違いない。
    彼らがいなければ、私が乗りたい路線はますます乗客が減って廃線になる、と思う。

    梁瀬駅のひとつ手前の和田山駅で、さらにひとつ播但線ルートが消え、選択肢は3つに減った。
    福知山駅で、福知山線を選ぶか、今乗っている山陰本線の続きを選ぶかで2つ。
    さらに福知山線で谷川駅到着の際、加古川線へ乗り換える選択肢で3つ目。
    もっと細かいルート設定もできるが、細かく考えはじめるときりがない。

    上川口駅手前で車内検札。
    車掌は、乗り放題切符を初めて見るのか、私の切符に時間をかけている。
    JRの職員には、切符を見て遠くの駅からの出発とわかると、ごくろうさんなどと気軽に声をかけてくれる人が、けっこう多い。
    でも彼は、気難しそうな顔つきで、黙って切符を見ていた。
    1枚にそんなに時間をかけていると他の人のチェックができないのでは、と心配になる。
    ようやく返してくれたときも、無言のまま。

    福知山到着は12時43分。

    到着寸前にようやく決心。
    乗り換えわずか2分とあわただしい中で、園部行きホームを探す。
    京都を経由して、山陽本線の新快速に乗るつもりになった。

    このときの旅は、あの阪神淡路の震災から9か月経った頃のこと。
    震災後、新幹線で神戸を通過したことはあったけれど、在来線で通過するのは初めて。

    在来線からは街並みがよく見える。
    乗りたくない気持ちが強かった。
    だから、この旅計画を立てたとき、最初は無意識に山陽本線を避けた気がする。

    しかし、現実は現実として受けとめようと、旅の最後で、ようやくそう思えた。
    だからといって、その後、私の中で何かが劇的に変化したというわけでもないんだけど…。
    でも、そのときに思っていたことは、忘れないようにしようと思ったし、今も忘れてはいない。



    この旅から、もう20年。

    最近のワタクシが、18きっぷシーズンになっても心が動かなくなったのは、この旅がきっかけとなり、その後はいろんなルートであちこち出かけたことで、もう18きっぷ旅で行けそうな場所はない、と思い込んでしまっていたからかも。

    でも、友達のブログで鬼太郎列車の進化(笑)に驚いたように、世の中はいつも進化してる。
    ということは、過去に行った場所もきっと変化しているはず。

    もう行くところがない、なんてことは、けっしてないということ…みたい。

    そういえば、あの境線の印象は、同じ日でも、下り列車と上り列車で、もう全然違っていたんだし、今の旧大社駅は、たぶん観光名所になっているのだろう。
    あんなにホームの中が荒れていることはもうない、と思う。
    そうだとしたら、あの場所で感じるものは、あの時とはきっと違う。

    そういうふうに考えれば、もう行きたい場所がない、なんていうことは、やはりない…のかも。
    今は、まだその気持ちが大きく大きく膨らんできたわけではないけど、進化した鬼太郎列車は見たいし、乗りたい(^-^;


    DATE: CATEGORY:鉄道(鉄道旅記録 他)
    ①からの続き

    「テツコの旅 2日目」

    電鉄出雲市→出雲大社前(バス)
    出雲大社前→松江温泉駅(一畑電鉄)
    松江→米子→境港→米子→松江→米子(JR線)

    実は、旅の2日目になっても、幻となった3日目の最高傑作ルートへの未練を引きずったままだったから、その日の実際のルートは気分次第で行こう、と思い行動開始。

    午前中は、一応予定表通り。

    まず駅舎ヲタとしては、JR出雲市駅と一畑電鉄出雲市駅の観察。
    JR出雲市駅は、出雲市から大阪まで3時間28分という、伯備線と新幹線を使っての最速乗車時間を記した、表の大きい看板が目立った。
    駅舎の中は、どこにでもあるようなありふれた朝の光景。
    時間が多少早いためか、まだラッシュというほどではないが、その場の全員が、目的を持って機敏に行動していた。

    私のように、ただ駅を見ている人などいない。

    以前はこの駅から、出雲大社方面への大社線が分岐していたという。
    プラットホームへ出たら、廃止された線路の状況がわかるかもしれない、と思った。
    しかし、乗客ではないのに乗り放題切符を見せて朝の改札を入るのは、何だか気が引けた。

    もうひとつの方の一畑電鉄出雲市駅。

    電鉄出雲市駅

    地図で見る限り、JR駅の隣に並んで位置すると思われたのに、実際には入り組んだ路地の奥。

    倉庫かと見間違うかのような建物に、電鉄出雲市駅と表記された小さな看板。
    電車待合所と書かれた狭い入り口から中をのぞくと、たくさんの人たちが木製のベンチに腰掛けていた。
    人は、JR駅よりもっと大勢いるのに、駅独特のざわついた慌しさや、浮き立つような空気が感じられない。
    私には、人々がまるで秘密会議の開始を待っているかのように思えてしまった。

    ここから、そのまま電車に乗って出雲大社へ向かうことはできるが、大回りになってしまう。
    初めからバスで行くことに決めていた私は、自分はここの秘密会議には関係していない、とそう思った。
    だから、ここも中へは入らずに、そっと見ただけ。

    その後バス乗り場へ向かい、出雲大社を目指すことに。

    両駅でのこういう感覚は、何だかよくわからないけれど、大切なことのような気がする。
    失くしたくない、と思ってる。


    一畑電鉄大社前駅は、変わった外観をしていた。
    かまぼこ形の青い瓦屋根が目を引く。
    ハイカラという言葉がまだ新しかった時代の建物と見受けられた。
    洋風建築物に分類されるのかもしれないけれど、日本以外の国に、こんな建物はないような気がする。
    相当に古い建物だが、丁寧に掃除がしてあって、手入れが行き届いている様子がよくわかった。
    先ほどの出雲市駅とは違って、こちらは開放的な駅そのものの姿だった。
    電車待ちの人はほとんどいないけれど、それでも駅特有の雰囲気があった。

    電鉄大社前駅-1

    電鉄大社前駅-2


    そして旧大社駅。

    旧大社駅-1

    この建築物は、もう凄いとしか言いようのない存在感。
    その大きさは、想像をはるかに超えていた。
    前日見た出雲横田駅が、出雲大社を模した美しい小駅とするなら、こちらの大社駅は、出雲大社への玄関口らしい、堂々たる風格。
    ガイドブックには神社様式と紹介されていたが、伝統と格式を守り続ける老舗の旅館か料亭みたいにも見える。
    現役ではなくなっても、その価値は変わらない、と建物が主張していた。

    時間が早いためか鍵が掛かっていて、中へは入れなかった。
    ガイドブックによっては見学自由となっているものもあったんだけど。

    ガラスに顔をくっつけるようにしてのぞいてみた。
    内部は修復中のようで、一部分にブルーシートがかけられていた。
    天井が非常に高い。

    ガラス越しだというのに、どこかで知っている昔懐かしい匂いを感じた。
    テレビや写真で見たのではない、私自身の身体が覚えている感覚。

    記憶をたどると、4歳頃まで住んでいた家のすぐ近くにあったみかん国の伊予鉄道伊予立花駅が目に浮かんだ。

    伊予立花駅と大社駅とでは、規模も外観もまったく違うと思う。
    その懐かしさの根拠はわからなかったが、なぜか、この大社駅と重なった。

    ワタクシが幼い頃の伊予立花駅は、中心駅の松山市駅から発車してきた、横河原線と今は廃線になった森松線が分岐する駅で、ふたつの線路がそれぞれの方角へ伸びていた。
    森松線と横河原線は、当時まだ電化されていなかったようで、電車ではなく「汽車」と呼んでいた。

    伊予立花駅でのいちばんの記憶は、地元では椿さんと呼ばれる、冬のいちばん寒い時期のお祭りの日のこと。

    いつもと違い、ひっきりなしに「汽車」が出ていっては帰ってくる。
    お祭りへ行く便、帰る便、どちらも満員の客を乗せて、伊予立花駅は、終日大勢の人でにぎわった。
    その日「汽車」でお祭りに連れて行ってもらったけれど、お祭り自体の記憶はあまりない。
    一度家へ戻った後、またひとりで駅へ出かけたのか、それともそのまま駅に残っていたのか、幼い私は、ひとりで「駅」と「汽車」をじっと見ていた。

    誰にお祭りに連れていってもらったのかも、寒さがどうだったかも記憶になく、覚えているのは、参道の店で買ってもらったピンポン玉を飛ばして遊ぶ玩具を握りしめたまま、普段と違うにぎわいをみせる伊予立花駅の様子をひとりで観察していた自分の姿だけ。

    森松線の廃止で、伊予立花駅は縮小された。
    父の転勤で引越して、数年後に松山へ戻ったとき、すでに元の駅舎は取り壊されていた。
    ワタクシの記憶に残る伊予立花駅が、いつ頃の建築物だったのかはわからないが、それなりに古い建物だったはず。


    昔の記憶を手繰り寄せながら、しばらくの間、大社駅舎の中をのぞきこんだり、駅舎内を見上げたりしているうち、なぜか涙がこぼれてきた。
    気高く孤独な建物の姿に対するものなのか、それとも郷愁なのかはわからなかった。

    プラットホームへの出入りは自由。
    使われない線路に草が生えている。

    旧大社駅-2

    手入れが行き届いていた、さっき見てきた電鉄大社前駅と比べてしまう。
    使われない駅は悲しいと思ったが、そういう私の気持ちには関係なく、大社駅はどっしりと存在していた。

    誰も来なかった。
    その空間だけ、時間が止まっているかのようだった。

    相棒にも見せたい思いと、ひとりでよかったという思いが交錯していた。
    その気持ちは、未だに自分でも解説できないけど。


    その後、もちろん出雲大社へも参拝。

    出雲大社-1

    出雲大社-2


    一畑電鉄の電車は宍道湖の北側を走る。
    湖畔を眺めながら、レトロな電車でのんびり旅のつもりだった。
    乗り込んだ車両は相当に古い。
    駅同様手入れが行き届いているようで、床や窓枠が黒光りしている。
    車両が路面電車のように見えたから、そのつもりで乗車した。
    ところが走り出したとたん、あまりの速さに驚く。
    川跡駅で松江温泉行きに乗り換えると、今度の車両は新しく、懐古感までもなくなってしまった。

    のんびり予想とは違ったが、だんだんこのスピードにも慣れた。
    一定の速度が続くと、なぜか眠くなる。
    秋晴れ空の下、宍道湖が見えてきた。


    計画段階では、夕刻にこの電車に乗り、日没を見たいと思っていたが、そうすると、境港へは行けない。
    だから、天気次第で見られるかどうかわからない夕暮れ案の方をボツにした。

    今日のような上天気だったら、美しい夕焼けだと思う。
    夕景を想像しながら私は時々居眠りをし、ゆったり水をたたえた雄大な湖沿いに電車はひた走る。
    一時間の電車旅が終わった。

    さてそこからの予定が、なかなか決められなかったんだけれど…。


    松江のシンボル、松江城周辺は行ったことがあるから、やはり境線乗車だろう、と思った。

    境線は、盲腸線ではあるものの、距離も短いから、どういうルートでも、時間的には乗れるとは思っていた。
    境港には、まだ街全体が「水木しげる」による町おこしモードではなかった頃、相棒との車旅で立ち寄ったことがある。
    しかし、車旅なので駅舎へ寄っていない。

    数年前に走り始めたという鬼太郎列車の存在は知っていたが、元々が車両ヲタではなく駅舎ヲタ。
    絶対に鬼太郎列車を見てやる~というほどでもなく、このときの目的は、やはり、終着駅である境港駅舎の方だった。

    松江発12時56分で、まず米子へ。
    この日初めてのJR列車に気分よく揺られていると、突然ひらめくものがあった。

    米子から境港へ行って米子へ戻った後、松江へ逆戻りして日暮れの宍道湖を見ることが可能かもしれない。
    もともと鳥取泊まりのつもりだったので、時間の余裕はある。  
    そう思いついたとたん、昨日のテツ少年のように時刻表とのにらめっこになる。
    境港であわただしくなるけれど、時間的には可能だとわかった。
    思わずにんまり。

    米子泊まりだからこそという案を思いついたので、鳥取で宿泊できない残念さはすっかり消えた。

    米子には13時33分に到着。
    次に乗る境線は13時45分発。
    あわてるほどではないが、今後の行動を考えると、ここで荷物を預ける必要がある。
    境港でも松江でも歩かなければならない。
    距離的には2㌔程度、
    ただ時間的にはかなりの急ぎ足になる。

    今日の宿泊ホテルは米子駅横のはず。
    12分間もあれば、フロントへ荷物を預けに行けるような気がした。
    でも、間に合わなければ、計画はおじゃん。
    300円節約の誘惑はかなり大きかったけれど、駅のコインロッカーへ預けることにした。
    結局、12分の余裕があっても、なんやかんやで慌ただしかった。

    境線は、発車したと思ったらもう次の駅。
    駅の間隔がとても短い。
    列車の進行方向に向かって右が美保湾、左が中海という位置関係だが、鉄道は陸地の真ん中あたりを走るので海は見えない。
    車窓から見えるのは、セイタカアワダチソウばかり。
    景色は、以前に車で走ったときの方がよかった。

    14時28分に境港へ到着。
    乗車したときは、思いついたばかりの宍道湖夕陽プランで頭がいっぱいになっていて、乗った車両が水木しげるのゲゲゲの鬼太郎列車だとは気がつかなかった。


    車両は思いがけずラッキーだったんだけれど、駅舎の方はちょっと落胆。

    建物が新しい。
    終着駅で降りるという、昭和歌謡の感傷的な世界を期待していたが、まるで違った。

    空襲にも耐えた地元のことでん瓦町駅が駅ビルに生まれ変わる計画を、とても歓迎したことがある。
    つまりは、身勝手なもので、境港駅では旅行者の心理の方が強く働いた。

    ちょうど、境港の観光スポットとして、鬼太郎の仲間たちのブロンズ像が点在する水木しげるロードが有名になり始めた頃だった。
    大小さまざまな妖怪のブロンズ像は、見ていて飽きないけど、日本有数の漁獲量を誇る漁港の町へ来た気にはならない。

    鬼太郎の像はまだ見つけていなかったが、それよりは、やっぱり港の雰囲気だと思い、以前に車で渡ったことがある境水道大橋の見える所まで歩くことにした。
    途中、隠岐への乗船場があった。
    日頃、私が目にすることはない大型のいか釣り漁船が、数隻停泊している。
    商店の店頭には大量のかにが並べられ、山陰にいるという実感がやっと湧いてきた。

    遠くまで来た、と思った。
    この旅2日目で、初めてそう感じた。
    だから、ちょとその場を動きたくはなかったのだけど。

    境港-1

    境港-2

    宍道湖へ戻るためには、15時13分の列車に乗らなければならない。
    わずか45分間の滞在で、境港に別れを告げることになってしまったのは心残り。


    ということで、以下の2枚の画像は、この2年後、1997年に相棒との車旅で、またまた境港を訪れた際に撮影したもの。
    その時は、ちゃんと鬼太郎のブロンズ像にも会えた(^_-)

    境港-3

    境港-4



    帰りの列車では、セイタカアワダチソウの向こうに、少しの間だけれど、大山が壮大な姿を見せてくれ、行きの、平凡な車窓という印象が変わった。

    米子の3つ手前の後藤駅で、車両に乗りきれないほど大人数の高校生が乗車。
    米子に15時55分に着いて、56分の松江方面行きに飛び乗るつもりだった。
    それなのに、私はあいにく車両の中ほどに座っている。
    気がつくと、ドア近くへの移動は不可能な込み具合になってしまっていた。
    外観こそ鬼太郎列車であっても、やはり本来は生活路線! ということがよくわかった。

    そういう列車に、やや遠慮がちにおじゃましている状況は、けっして嫌いではない。

    次の便でも松江到着は16時54分だから、日没には間に合うが、太陽が宍道湖のどの辺りに沈むかがわからない。
    できれば早い便に乗りたい。
    この列車はたぶん0番線到着だろう。
    松江方面行きが、もし1番か2番ホームだとしても、この様子ではぎりぎり間に合うかどうか。

    すし詰め列車は、到着時点ですでに定刻より1分近くも遅れていた。
    時刻表上で乗り継ぎ時間が1分しかなくても、ほとんどの場合、実質は2分間ある。
    時刻表には秒の単位は記載されていない。

    私の経験によると、JR側は表記上1分あれば、乗客が乗り換えることを想定している(と思う)。

    高校生たちが機敏に降り、なお乗り換えホームが近ければ、望みはある。
    離れたホームだと、確率が低くなってしまう。
    車内はざわついていて、乗り換え案内の放送は聞こえなかった。
    不安は的中。
    彼らはまるで亀の大集団だった。
    乗り換えホームもわからないので、早々と1分の乗り換えをあきらめて、のっそり進む亀たちの後ろからゆっくり降りた。

    降りたとたん、「松江方面浜田行きは5番ホームへお急ぎ下さい」という構内のアナウンスが聞こえた。

    反射的に走っていた。
    階段を駆け上がり、とにかく走った。
    案内が繰り返されている。

    後ろで亀たちが急に走りはじめた。
    けれども私に比べて、はるかに体力も運動能力もあるはずの彼らは、私を追い抜くことはなかった。
    「きゃあ遅れるぅ」とか「やばい」とか言いながらも、適当に走っているようにしか思えない。
    下り階段で、私の膝に歳相応のブレーキがかかった頃、ようやく亀が1匹、2匹と追いついてきた。

    必死に走った私と、いいかげんに走った亀を全員乗せて、列車は3分遅れで発車。

    16時29分松江到着。
    青空の低い部分から、ほんのり朱色に染まりはじめてはいたけれど、陽の沈むまでにはまだ時間がある。
    地図を見る時間も惜しいし、方向感覚には自信があるので、だいだいの見当をつけながら湖畔の方へ急ぐ。
    急ぎ足なので汗ばむほど。
    迷うこともなく、湖面の見える場所へ出た。

    あたり一帯は公園になっていて、ベンチもある。
    朱が徐々に広がり、色が濃くなってくる。
    湖面も輝く色に変わりはじめた。朱色の赤みはもっと強くなり、空全体が茜色に変わってきた。
    湖面はさらに黄金の輝きを増した。
    目の前に広がる景色すべてが、数秒単位で、静かに深く染まっていく。
    時間の軸と色調の軸は互いに協力しあって、空と湖面の色使いを微妙なさじ加減で、精密に繊細に変化させていった。
    湖面近くにいる人達の姿が、いつのまにかシルエットになり、前方で黒く浮かび上がった。

    頭の中で、目に映るこれらの自然現象を言葉に変換する必要はなかった。
    それは直球で私の中に飛び込んできた。

    感動を、今この場所で、相棒と共に静かに味わってみたかった。
    今度は素直にそう思った。

    宍道湖-1

    宍道湖-3

    宍道湖-2


    湖畔の落陽を最後の瞬間まで眺めていたかったが、次の便だと1時間近くも遅くなってしまう。
    後ろ髪をひかれながらも、急ぎ足で松江駅へ。

    17時56分に松江駅を出た列車は、私にとってはこの日3度目の米子駅に到着。
    18時31分、定刻だった。

    思いつきの変更で、後半はかなり忙しい綱渡りの列車乗り継ぎ旅だったけど、2日目も無事終了!


    まだ続くので③へ。

    DATE: CATEGORY:鉄道(鉄道旅記録 他)
    時は流れるというけれど。
    友達のブログで見た、JR境線の最近の車両に、つくづく時の流れを感じている。

    近年の車両は、とっても豪華仕様(^_-)

    私が乗ったとき(1995年)は、こんな程度。
          ↓
    境線-1

    境線-2

    境線-3

    これに乗ったのは、初めての「本格的な鈍行列車ひとり旅」でのこと。
    相当昔のことながら、「初めて旅…」だったからか、詳しい記録を残していた。

    それを見なくても、「初体験(笑)」なので、記憶はかなり鮮明なんだけど、せっかく、かなり詳しい昔の自分用記録が出てきたから、この際ブログ記事に使っちゃおう(^_-)
       
        





    最近は、ホント出不精になってしまった(*´▽`*)
    18きっぷ発売の時期になっても、全然心が動かない。
    以前は、まだどこへ行くかすら決めてなくても、時期になれば早々と切符だけは購入していた。

    18きっぷなどの、いわゆる乗り放題の切符は、初めは近場の日帰り旅によく使っていた。
    ちょっとだけ都会の雰囲気を味わうために、岡山へぶらっと行くときなどでも、期間中ならフツーに切符を買うよりは安くあがる。
    ましてや秘境在住者(笑)にとっては、大都会の広島・神戸・大阪・京都くらいまでの日帰りなら、めっちゃ安く行ける(特急券のいらない列車で行く場合、うちからだと、京都までが日帰りできる限度)。


    その乗り放題切符を使い、初めて泊りがけのひとり旅に出たのは、1995年10月。
    切符はこれ
         ↓
    切符 

    その頃のワタクシ、趣味のウォーキング大会にひとりで参加するために宿泊することはあっても、それ以外で宿泊を伴うひとり旅をしたいと思ったことはなかった。
    所用以外でのひとり旅、という発想自体がなかった。

    相棒が出張で4日もいないことがわかったそのときも、初めはその4日間のどこかで、都会の匂いくらいは日帰りで嗅ぎに行けるなぁ~くらいの気持ちだった。

    そのための下調べで時刻表を手にしたとき、別に日帰りにこだわらなければ、鈍行列車でも、もっと遠くまで行けるじゃんって、ふとそう思った。
    一旦気持ちがそうなると、そこからの行動は非常に早い性格!

    気がつけば、2泊3日の山陰方面への旅計画表が出来上がっていた。

    最初は、当時のミニ周遊券を使っての1泊2日で考えていたが、計画途中で、行こうとしている時期が「鉄道記念の日・3日間乗り放題きっぷ」の期間中だと知り、それならば、そういう切符は有効に使わなくちゃと、あっさり2泊3日に変更。
    こういうときの変わり身も、とっても素早い!


    このときのコース

    「1日目」
    最寄り駅→高松→岡山→福山→府中→塩町→備後落合→出雲横田→宍道→出雲市(すべてJR線)

    「2日目」
    電鉄出雲市→出雲大社前(バス)
    出雲大社前→松江温泉駅(一畑電鉄)
    松江→米子→境港→米子→松江→米子(JR線)

    「3日目」
    米子→鳥取→城崎→福知山→園部→京都→姫路→岡山→高松→最寄り駅(すべてJR線)



    というわけで、以下は「テツ…」の旅日記。
    こういう類の旅に意味を感じない方には、まったく面白くない話、そしてこの話は、非常に長くなるはず。
    なので、上のコース表を見ても興味が湧かない方は、この先は読まない方がよろしいかと…。




    「テツコの旅 1日目」
    最寄り駅→高松→岡山→福山→府中→塩町→備後落合→出雲横田→宍道→出雲市(すべてJR線)

    1日目ルートの最大の目的は、備後落合・宍道間を走る木次線に乗ること。

    四国在住者が木次線に乗ろうとするなら、普通は伯備線経由を選ぶ。
    しかし、時間的にじゅうぶん乗り継ぐことができる、とわかったので、あまのじゃく者は、迷わず福塩線・芸備線経由のルートを選んだ。
    それは、乗り放題切符の旅だからこそ…。


    現在のダイヤは確認していないが、備後落合から宍道までの木次線全区間を走る便は、当時1日4本。
    おそらく今も増えてはいないと思う。

    備後落合は、山の中の小さな駅ながら、芸備線と木次線の2つの路線が交わる分岐駅。
    芸備線も木次線も、1日の便数は少ないが、乗り場は1番から3番まである。
    それぞれの路線の接続が非常にいいことは、実際にこの旅に出て初めて知った。

    こんな山あいの駅で、わずか40分ほどの間に何本もの到着と出発がある。

    私が塩町から乗った普通列車の到着に加え、その後に到着した広島からの急行列車と、その折り返し便の出発、また松江からの普通列車到着と、同じく折り返し便、そして新見方面からの普通列車と、その折り返し便。

    乗降客だけでなく、駅への車での送り迎えの人も多く、到着したときのひなびた山あいの小駅という印象は、自身の乗り換えのため駅舎に留まっていた、ほんの数十分の間にガラッと変わった。

    備後落合-1

    備後落合-2

    これらの画像及び以下の画像は、亀嵩駅と境港での一部以外は、すべて1995年10月に撮影したもの。


    テツとして、駅舎にいちばん魅力を感じるワタクシは、木次線では、出雲坂根駅の延名水やスイッチバックよりも、大社造りの出雲横田駅舎の方に興味があった。
    出雲横田で20分の停車時間があるその便に、四国から出発して乗ることができることがわかったときは、小躍りした。

    残念ながら、その便は、松本清張氏の「砂の器」で有名な亀嵩で降りる時間まではなかったんだけど、亀嵩駅はそれ以前に相棒と車の旅で立ち寄り、駅舎の蕎麦も食べたことがあったので、この計画ではこだわらないことにした。

    備後落合から宍道まで約3時間の各駅停車の旅は長い。
    途中駅での停車時間も長かったからか、備後落合駅から乗った中の、私も含めた地元客ではない8名ほどの人たちは、いつのまにか会話をするようになっていた。
    出雲坂根駅の延名水のところでは、それぞれが写真の撮りっこをし、どこから来て、どこへ行くなんていう会話があちこちで交わされた。

    出雲坂根

    出雲横田-2

    東北から来たという夫婦連れの、喜寿を迎えたばかりというおばあちゃんは、私にもそうだったけど、最高級のカメラを持っていたテツ少年にまでも、気軽に話しかけていた。

    そのテツ少年は、私には、私と同じ乗り放題切符を3枚用意しており、それを全部使って9日間で四国も九州も行く予定だと話してくれた。
    そして、私が、ある程度の路線や駅名を知っているとわかると、どこへ行ったかをしつこく聞いてきた。
    「そんなに行ってないよ」とは言ったが、「この木次線の亀嵩駅の蕎麦は食べたことがある」と言ったら、その後、彼はなぜかずっと時刻表ばかり見ていた。

    その理由が判明したのは、木次駅での21分間の停車中。
    時間が有り余るので、木次駅舎の写真を撮りに行き、車内に戻った私に、おばあちゃんが「この列車がこんなにあちこちで長く停車するとは知らなかった」とぼやいているとき、テツ少年が「僕、ここで降りることにしましたから」と別れの挨拶。

    私たちが驚いていると「亀嵩駅へ戻って蕎麦を食べることにしました」と笑い、ホントに降りてしまった。

    おばあちゃんは「あの子は、今日はとりあえず宍道までは行くって言ってたのに、今引き返したら宍道までは行けなくなるんじゃないの」と、かなり心配な様子。
    彼は、私には「宿も決めずに旅する」と言っていたし、「適当な駅で仮眠することも苦にならない」と言っていたので、おばあちゃんに「さっきから時刻表ばかり見ていたし、きっとどこかで元の計画に戻れるような妙案が見つかったからこそ降りたんだろうし、彼なら大丈夫」と伝えた。

    のんびり列車旅で時間はたっぷりあったから、自称テツのワタクシ、念のために時刻表で確認してみた。

    16時34分に木次駅を出発する下り列車がある。
    彼はそれで亀嵩へ戻ったはず。
    亀嵩到着が17時15分。
    上り列車は、亀嵩駅発が17時34分。
    蕎麦を注文して食べ終えるには時間が足りない。
    次の18時46分発は、木次止まり。
    最終の19時44分発は宍道まで行くけれど、これでは蕎麦を食べた後、時間が余りすぎる。

    あれやこれやとよけいな心配をするうち、電話予約をしておけば、列車の乗降口でテイクアウトの蕎麦を受け取れる、という店の情報を思い出した。
    彼が駅へ着いたらすぐ食べられるよう電話で手配をしたとしたら、あわただしいけれど17時34分に乗って、また宍道方面へ戻れる。
    さすがテツ少年!(彼の行動を予測できたワタクシも、立派なテツ?…笑)

    以下の3枚は1988年9月撮影。
    現在でも、蕎麦屋さんは営業しているみたい。
        ↓
    亀嵩-3

    亀嵩-1

    亀嵩-2


    木次線終点の宍道駅で降りたとき、私以外の備後落合駅からの観光組の方々全員が山陰本線上りホームへ行き、私だけ下りホームへ。
    線路のこちら側とあちら側で手を振りあってお別れ。

    宍道駅から、1日目の宿泊地である出雲市駅への乗車時間は30分ほど。
    今まで3時間も乗ってきた木次線の感覚からすると、あっというま。
    出雲市駅到着で、1日目の旅は無事に終了。



    「テツコの旅 2日目」
    電鉄出雲市→出雲大社前(バス)
    出雲大社前→松江温泉駅(一畑電鉄)
    松江→米子→境港→米子→松江→米子(JR線)

    2日目は、旧大社駅を見てみたかったのと、一畑電車に乗ることが目的のルート設定。
    だから、この日はけっしてJR乗り放題の旅ではない。

    以前の相棒との山陰旅では、出雲大社へはもちろん参拝したけれど、大社駅はまだ現役だったからか、ガイドブックにも載っていなかった。
    廃線になったくらいだから、そのときすでにかなり寂れていたかもしれないけど。

    それでも、駅舎としての現役時代を見ることができる機会があったのに、それを逃したということが、今でもちょっと悔しい。

    この計画を立てたときも、旧大社駅の場所がわかった程度で、どこまで自由に見学できるのかはわからないまま。
    今のようなネット社会ではなかったから、情報は限られていた。


    また、この2日目、最初の計画では、とにかく乗り放題なんだからということで、時間的に鳥取までは行けるから、鳥取宿泊のつもりだった。
    当然、3日目朝の鳥取出発の予定ルートも決めていた。

    この鳥取出発ルートは、本来は乗りテツではないワタクシにしては、最高傑作の計画だった、とそう思ってるんだけど、結局は幻の計画表になってしまった。

    その幻の計画
          ↓
    鳥取を朝7時28分のJR因美線で出発。
    智頭着が8時21分。
    智頭駅で、JRに乗り入れている第三セクターの智頭急行智頭線8時32分発の普通列車に乗り換え、終点の上郡へ。
    上郡へ着くのが9時38分。
    上郡からはまた、JRの9時41分発便に乗り換えて姫路へ。
    姫路では、駅前から少し遠い姿の国宝姫路城を眺め(城内には、それまでに何度か入ったことがある)ので、2時間ほど街をぶらつき、お昼を食べた後に、12時55分の姫新線で津山を目指す。

    先に智頭急行の路線として通過した佐用駅を、今度はJRの路線で通過するというルート設定を思いついて時間的に可能とわかったときは、ワクワクした。

    ところが…。
    出発日が近づき、そろそろホテル予約もしておかないと、という段階で、鳥取のホテルがどこも取れないという思わぬ事態が発生。

    しかたなく手前の米子で宿は押さえたものの、鳥取宿泊の前提が崩れたことによる、2日目の後半部分と、翌日の3日目は、いろんな案はあったものの、出発した時点でも最終的なルート決断ができないまま。

    実は、米子を朝5時13分発に乗って鳥取に向かえば、7時28分の因美線には間に合う。
    でも、修行の旅じゃあるまいし、4時台の起床はイヤだった。



    長くなったので、続きは②へ。

    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)
    FC2 トラックバックテーマ:「この夏、電気代を気にしてますか?」



    近年は、夏の電気料金を気にしていたら、確実に熱中症で命が危なくなる、と思う。

    さて、先日聞いた、つくつくぼうしの鳴き声は、空耳ではなかったみたい。
    昨日あたりからは、堂々とその存在を主張してる。

    ってことは、もう秋?
    確かに暦の上ではもう立秋だけど、この暑さのどこにも「秋」などないっ!

    それでも、夕食の支度の時間まではエアコンを入れない日の方が多いかも。
    タンクトップ姿で、首に保冷剤を包んだタオルをかけておけば、この暑さもへっちゃら…では、けっしてないけど(苦笑)

    DATE: CATEGORY:串田アキラさん
    いつも読ませてもらっているブロガーさんの記事で気がついたんだけど、携帯プレーヤーの中身って、個人情報だ!(笑)


    その方が欲しいと思っているスピーカーをお店で眺めていたとき、店員さんに、そのスピーカーと手持ちの携帯プレーヤーとを繋いで音を聴いてもいい、と言われたものの、その時に聴いていたのは昭和の銀幕大スターの楽曲。
    その楽曲がそういう場で、大音量で流れたら…と、一瞬の判断でさっと別の曲を選択したそう。

    もし、私がそういうことになったとして、一瞬の判断が遅れたとしたら…。
    そして、今朝聴いていた音楽リストNo.7 に入ってた「ABARE-SPRIT FOREVER」を聴いていたとしたら…(‘◇’)ゞ

    「ABARE-SPRIT FOREVER」は爆竜戦隊アバレンジャーの中で使われた楽曲らしい。

    らしいっていうのは、さすがにワタクシ「爆竜戦隊アバレンジャー」なる番組とはまったく無縁。
    全然知らなかったけれど、串田さんのアニソン以前の楽曲目当てで購入したCDにこの曲が入っていて、すっごく気に入ったので、ウォークマンにも入れている(これ、最初は何だったかの刑事ドラマのテーマ曲のパクリか?と思ったんだけど、それでも好きで、それからずいぶん経ってから作曲が羽田さんと知って納得…苦笑)

    他にも、きっと場違いになる楽曲としては、森山加代子さんの「白い蝶のサンバ」とか一青窈さんがカバーした「りんご追分」とか、これまた由紀さおりさんがカバーしてる「夕月」だとか…。

    このウォークマンの持ち主は「典型的昭和人間(それも、かなり年齢高い…)」だとすぐにバレる。



    ちなみに、その昭和人間の、今朝の音楽リストはコレ。
    今日はウォークマンが手元にあったから、スピーカーにセットして、ただ単に順番に再生しただけなので、「まもなく2番線に( THE ALFEE )」が流れてきたときは、さすがにずっこけそうだった(これもパクリというか、いいえ…これはきっと偉大なるオマージュです(^O^)/)。

         ↓
    1 1/3の純情な感情 : Acid Black Cherry
    2 鉄腕アトム Piano Version : クリヤ・マコト
    3 17歳の地図 : 尾崎 豊
    4 X [Live] : X JAPAN
    5 まもなく2番線に : THE ALFEE
    6  7 : MANNISH BOYS
    7  ABARE-SPRIT FOREVER: 串田アキラ
    8  Across The Sand: Earl Klugh
    9  Akatonbo: 深町純
    10  Alive:  X JAPAN
    11  ALIVE [2008神戸Live] : SOPHIA
    12  ALL ABOUT LOVE :  渡辺貞夫
    13  Alone :  山本恭司

    このウォークマンの再生順のしくみが未だによくわからない。
    今日のこれは、途中からABC順?




    追って(私信)
    拍手コメありがとうございます!
    そういう「詰め合わせ」の中には、ちょっと居たくないような…(笑)

    DATE: CATEGORY:さぬきうどん・ラーメン

    FC2トラックバックテーマ 第2000回 「最近良いことありましたか??」



    五木寛之さんの「どんなに小さなことでもいいから一日に一回、喜ぶこと」という言葉を知ったとき、すでに自分の中のマイナス感情のメカニズムはだいたいわかっていたので、こんなの簡単じゃん…と思った。

    …が、やはり修業が足りないみたいで、一日一回必ず喜んできたかどうかは自信がないけど(^^ゞ



    さてさて。
    最近のささやかな良いこととは、屋台の若松さんで初めて食べたメニューがとても美味しかったこと→「以前の記事」


    焦がし味噌
         ↑
    焦がし味噌ラーメン
    ラーメンは、ガツン系が好みなので、だいたいこういうメニューがあれば選ぶ。
    味はしっかりでも、野菜がたっぷりで、全然もたれない。

    ピリ辛
         ↑
    ピリ辛ラーメン
    こちらは辛い物大好き人の相棒が注文。
    少しスープを飲ませてもらったけど、それほど激しい辛さではなく、旨みのある辛さ。


    この日は、お店の外観の工事中だった。
    元々、中はきれいにされているのだから、これでもっとお客さんが増えるかな。

    ごちそうさま(^O^)/

    DATE: CATEGORY:雑記(日常・雑感)
    今日も暑いです!
    あまり早い時間にエアコンを入れない我が家では、食器棚のお皿が熱くなってしまうので、冷蔵庫で冷やしたいんだけど、もうスペースがない。

    さっき、水やりで外へ出たら、なんと「ツクツクボウシ」が鳴いていたんだけれど、この暑さゆえの空耳?(苦笑)


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