①からの続き。
11/8
この日のライブの開演時刻は19時。
ドアに掃除不要の札を出しておかないと、10時には追い出され、午後3時までは部屋に戻れないホテル。
でも、その表示さえしておけば、ライブの時間まで、ず~っと寝てすごすこともできる。
夕方まで寝て過ごせるなんて、なんて幸せなことだろう…。
そんな考えが頭をよぎるくらい、9月の初めからず~っとハードな生活だった。
起きられなかったら、それでもいいと思ったのに、いつもと同じように目が覚めてしまった。
ということは…メモっておいた「嵐電」乗車が決定。
ま、テツの端くれだから…ね(笑)
そうは言いながらも「嵐電」に関して、ほとんど知らないし、調べてもいなかった。
会社名は京福電気鉄道。
路面電車のふたつの路線があること。
阪急の大宮駅から歩いてすぐのところに嵐山本線「四条大宮駅があること。
私が以前から見てみたいと思っていた、古びた駅舎の御室仁和寺駅はこの嵐電の駅だということ。
一日乗り放題のチケットがあるということ。
知識はその程度。
何とかなるさで、四条大宮駅へ。
行ってみれば、路面電車なのに、駅ビル?

驚いたが、中を覗けば、なるほど路面電車。

それにしても…。
通常、路面電車というものは、地元住民の生活の足…のはず。
しかし、今回乗ったすべての電車、地元のお年寄りが、ずっと立ちっぱなしで乗っていなければならないほどの混雑。
路面電車でも2両編成のものがあるはずだけれど、今回乗ったのはすべて1両。
乗客90%以上は観光客。
これほど観光客が多いのならなんとかした方がいいのでは…?
このままだと、地元客が減ってしまうのでは…?
私もその観光客のひとり。
乗車中は、乗っていてごめんなさい…という気持ちだった。
なるべく座らず、地元の方々の邪魔にならないようにはしていたけれど。
春に乗った、いすみ鉄道の車内の様子を思い出した。
そうは言いながらも、一日乗車券は買ってしまったから、とりあえずは嵐山までは行って、その後適当に乗り降りするようにしようか…。

発車してすぐ次の駅が、あ、ここで降りたい…駅だったのに、すぐに出発してしまうのが路面電車。
下調べしていなかったのが残念(´-∀-`;)
西院(さい)駅
車庫だったらしく、ここならいろいろな電車が見られそうだった…(苦笑)

一日乗車券を購入したとき、優待券付きの案内パンフをもらったので、それを見ながら降りる場所を決めようと思った。
それにしても、車内は満員。
後ろ乗り前降りなので、降りるときは、人をかき分けかき分け…状態。
運転士さんも心得たもので、降りたい人が降りるまで、ちゃんと待ってくれている。
どこだったか忘れたけれど、この電車では使えないカードを次々と出してきた人にも、丁寧に説明。
日本語があまり話せない方にも、身振り手振りも交えて説明。
お客さんが多いのは、鉄道会社にとってはいいことだけれど、こんなのが毎日だと、運転士さんはかなり大変。
結局は途中で一度も降りずに嵐山へ。
嵐山は初めてではないけれど、電車で来たことはなかった。
駅舎は、外国人客を大いに意識したような造り。
だからか、私としては全然そそられない駅舎<(_ _)>





せっかくなので、渡月橋までブラブラ歩き。
まだ早い時間なのに、もう大勢の人…。
さすがにこの周辺は、外国人と日本人の割合は半々くらい?



駅へ戻ったら、ちょうど電車が到着したので、折り返しの便に乗車。
来るときに、車折神社の駅から神社はすぐみたいだったので、そこへ行くことに。
駅舎というか、停留所もちょっとそれらしい雰囲気だったし。
実際に降りてよく見ると、残念…というほどでもないものの、素晴らしいというほどの駅には程遠い(;^ω^)

神社の方は、一歩中に入ると、落ち着いた雰囲気はあるものの………以下省略(苦笑)

車折神社の境内の中には、芸能神社なるものがあり、もしかして宝塚音楽学校の生徒さん?みたいな風体のおふたりが、異様なくらい長時間お詣りしていたのが印象的。
当人たちにとっては真剣なお詣りということだろうけど。
芸能人の方々の朱塗りの玉垣がずらっと並んでいて、こっち目当ての人が多かったと思う。

その後は、御室仁和寺駅へ行こうと思っていたのに、嵐山行きが先に来たのでそれに乗り、嵐山から折り返すその電車にまた乗る、という一日乗車券ならではの行動。
御室仁和寺駅は北野線。
北野線へは、帷子ノ辻という駅で乗換えらしい。
帷子の辻で降りたら、ホームの先で電車が待っているというダイヤ。
こちらも1両なので満員。
やはり、座席はほぼ観光客が座ってしまっていて、途中駅から乗ってくる地元の方々がお気の毒な状況。
さて…。
今回、私は世界遺産の御室仁和寺へ行きたかったわけではなく、かなり以前に映像でちらっと見た御室仁和寺駅という建物が見たかっただけ…。
が…。
映像ってこわい…のひと言(苦笑)
思っていたのとは全然違った。
古い駅舎には違いないんだけれど…なぜか理由はわからないけれど、私の好きな「そういう駅独特の匂い」が全然しなかった(´-∀-`;)
後になって、おそらく地元の方の利用よりも観光客の利用の方が多くて、日常の匂いがしみついている駅舎ではないからなのでは…?と思った。


駅からは仁和寺の二王門が見えている。
ここまで来たからには、ちょっとだけ散策してみようと思った。
日差しが強く、とにかく暑くて、日傘を持ってくればよかったと後悔しながら歩く。



二王門をくぐれば、中門は、まだずっと先だった。
思わず広~いと声が出たほど、先は遠くて、汗だくの散策。
ライブのための体力は残しておかないといけないから、すべてを見る気はなく、五重塔だけ(^▽^;)

ここの五重塔、私がみたかぎりではあまのじゃくが3体?

紅葉を楽しむには時期が少し早くて、まだこの程度。
このお寺は、機会があれば、次回はゆっくりしたい場所。


お昼ごはんどうしようかな、と思いながら入りたいようなお店がなく、結局四条河原町まで戻ってしまった。
ホテルへは寄らず錦市場へ向かう。
前日、91年生のために西瓜の奈良漬を買ったお店で、もう1個、我が家用にも買っておこうと思ったから。
明日の予定を考えたら、今行くしかないことに気がついた。
漬物は、もちろんいつもの村上重本店で買うつもりだったけれど、西瓜の奈良漬があるかどうかがわからないから、念のため。
昨年、村上重本店でたまたま見つけた西瓜の奈良漬を、その時はまだ田舎に住んでいた91年生に送ったら、昔はよく食べていたから懐かしかった、また食べたい、と言われていた。
そのときの私は、西瓜で奈良漬なんてできるんだ、珍しいから買ってみよう…くらいの気持ちだったんだけれど、淡路島の玉ねぎの奈良漬同様、とっても美味だった。
錦市場のその漬物屋さん(ここも、有名店だけど…)は、錦市場のいちばん奥の方。
またもや人々を縫うように進んでたどり着いたら、昨日はたくさんあった奈良漬、なんと1個しかない。
とにかく確保できたので、さあ、今日は錦市場以外のお店でお昼を食べよう、ビールも飲みたいし、と混雑する通りを戻って行くうちに、腹ペコだからか、どの店先にあるもののすべてが、めっちゃ美味しそうに見えてきた。
そんな中、お惣菜店のチョコレートコロッケという文字が目に入る。
はて? それ何?
そのお店は、それ以外にもごく普通のコロッケも売っている。
その普通のコロッケを買って、ホテルの部屋でお昼ってことにすればいい…とひらめく。
私がその考えに至るまでに、あっというまに3人の若い女の子たちが並び、みんなチョコレートコロッケを買い、その場で食べる様子。
その子たちの後ろに並んだ私の目の前で、4個しかなかったチョコレートコロッケが次々消えていく(笑)
私の番になったとき、最後の1個が残っていたので、思わずチョコレートコロッケ下さいと言ってしまった私は、めっちゃ影響されやすいヤツ(;´∀`)
「今、食べますか」と聞かれたので、「持ち帰りでお願いします、あ、こっちの普通のコロッケも1個入れてください」と。
これがきっかけで、この錦市場で、昼食兼夕食分と夜食分の食べ物を仕入れて帰ろうと思い、その後、別のお店で出し巻き玉子と白味噌のキッシュも購入。
とりあえず、昼食(兼夕食)は、普通のコロッケ半分と出し巻き玉子(ビールつき)で、食後のスイーツとしてチョコレートコロッケ。
夜食が、残り半分のコロッケと白味噌キッシュ。
チョコレートコロッケ以外は(普通のコロッケは美味しかった)とっても美味しくいただきました…が、チョコの方は、少なくとも酒呑みが食べるものじゃない(笑)
つまりは…あれはコロッケではなく、揚げたチョコレート!
甘いもの好きの女子向け?
ま、私もスイーツ(デザート)として食べたんだから、文句は言えない(;^ω^)
出し巻き玉子

白味噌キッシュ

チョコレートコロッケ
このチョコレートの量、半端なかったっす(;´∀`)
ビールを飲んだ後で口にしたから、ダメだったのかも…ね。

11/9
旅の最終日は雨。
それにしても、3泊4日なんてあっというま。
チェックアウト後、フロントにキャリーバッグを預け、京都へ来たならやっぱり「鍵もち」だし、漬物も、やはりいつものお店のものも食べたい。
鍵もちは日持ちはするけれど、今まで91年生にはあげたことがなかったので、2箱買ったし、幸いにも購入できた西瓜の奈良漬もふたつだからけっこう重い。
大雨じゃなかったのが幸いだった。
ホテルで、預けておいたキャリーに買ってきたものを詰め込んだら、またまたキャスターが壊れないか心配するほどの重さに戻ってしまった。
前日に最低限の衣類だけ残し、神戸の大月餅も入れためっちゃ重い荷物を宅配便で送ったというのに…。
帰りの高速バスは、発車時間の関係もあり、神戸からの便にしてあったので、また神戸へ移動しなくっちゃいけない。
運よく、今回あちこち歩いた際に、偶然に阪急電車へ降りるエレベーターの場所を見つけたので(今までは階段しかないと思っていた)ちょっと遠回りながらも、電車に乗るまでが楽だった。
帰りのルートは最後まで迷ったが、いずれかの電車で神戸まで行ったとして、そこで高速バス乗り場にいちばん近いのは、JR三宮駅ホームの後ろの方から降りること。
確か、エスカレーターもあったはず。
ということで、阪急電車で梅田駅まで。
阪急梅田駅に着いてからは、JR大阪駅方面へ移動。
これはよく知っているルート。
案内板を見る必要もない。
新快速は避け、のんびりゆっくりの電車で三宮到着。
思ったよりも早く、12時頃には三宮に着いたが、相棒クンが、夕方までに高松へ戻る便でも迎えには行けない(早めにお酒が飲みたいという理由で)とおっしゃる。
それならば、とちょっとだけ神戸も街ブラすることに。
しかし、キャリーを預けようとしたら、ロッカーの空きはあっても、いちばん上しか空いていないところばかり。
あまりの重さで上へは持ち上げられない。
困ったなと思っていたら、今まで知らなかった場所にロッカーを発見。
やれやれ。
神戸と言えば、私の中ではなぜかパン!
必ずどこかのパン屋さんのは買って帰る。
その場所から近いパン屋さんと言えば…。
そういえば、最近あん食を買ってない…。
もう売り切れているかも、でも食べたいな、と久しぶりに行ってみたら、お店がきれいになっていてびっくり。
前は、扉なんてなかったはず。
支払いはセルフレジだったのにもびっくり!
どうやらテレビで紹介されたらしい?
もう正午は過ぎていたけれど、まだあん食は残っていた。
けっこう早い時間でも売り切れることがあったから、ラッキー!
実物はあっというまに食べちゃったのでレシートだけ(笑)
あんこがぎっしり入っているけど、これはチョコレートコロッケとは違い、ビールやワインと一緒に食べられるからね(^^;

ロッカーへキャリーを放り込んでせっかく身軽になったというのに、またまたこのあん食の重いこと(笑)
それでも、最終便から変更してもらったバスの時間ギリギリまで神戸の街ブラも楽しみ、遠征旅もついに終了(^^)v
今後は、こんな旅はもう無理なのかな?
と言いつつ、年明け早々の大阪ライブへは、もちろん行く!(笑)