昨日の記事…書いたものの、指摘したうどん店の丸亀製麺(急激にこの話題は広がっているから、もう店名は言っちゃっていいと思うので、はっきり書く)で食べたのは、香川に初出店したばかりの2012年の一度だけ。
一度食べた印象は、けっして「くそまずい…(笑)」ではなかったんだけれど、個人的感想は、これが「讃岐うどん」って言われてもなぁ~だったことは確か。
それ以来、一度も行ったことはなかったので、昨日記事にした以上は、今の状態を知っておかないといけないだろうということで、県内には現在1店舗しかない(イオンモール内のフードコートにはあるらしい)という丸亀製麺へ行ってきた(;^ω^)


2012年頃は、以前はあまりなかった、いわゆるうどんチェーン店も増えてきた時代。
チェーン店であっても、「讃岐うどん」らしさをそれなりには感じることができる、と思っていた。
それは…うどんそのものだったり、出汁だったり、トッピングの天ぷらだったり、はたまた価格設定だったり…。
うどん県を名乗るくらいだから、香川はもちろんうどん店が多い。
だから、ごくまれに、好みに合わないうどん店に入ってしまうことはある。
好みどころか、食べられないくらい酷いうどん店に入ってしまったこともある。
私がうどん国住人になって35年以上は経つけれど、食べられない(´;ω;`)くらい酷かったのは5回。
そのうちの2回は同じ店。
酷いのになぜ同じ店に2回行ったかは…某国営放送の超・有名ドキュメンタリーで取り上げられた店だったから、一度目は何らかのトラブルがあって酷いうどんが出たのかもしれないと思い、念のためもう一度食べに行ったため。
結果は……もうあの番組は、けっして信用しない(。-`ω´-)!
もちろん、そういう酷い店にはその後二度と行くことはない。
うどん店の数は多い。
いくらでも選択肢はある(笑)
一方、2012年に丸亀製麺で食べたうどん…それはけっして食べられないような代物ではなかった。
このうどんを美味しいと思う人はたくさんいるだろうな、と思った。
でも、自分はもう二度と食べなくていいと思ったのは本当。
理由は、讃岐うどんにしては値段が高いことと、讃岐うどんらしさが感じられなかったこと。
讃岐うどんらしさ…うまくは表現できないけれど、独特のコシと麺そのものの味(風味)、そして出汁だと思う。
最近は、世の中の流れがそうなので、コシよりもちもち感を重視するお店が増えてきて、がっかりすることも多い。
が、これは好みの問題。
昔ながらのコシを大事にしているお店は、今でもちゃんとある。
自分としては、そういうお店へ行けばいいだけ。
そういうお店なら、麺の味もしっかり感じられるし、出汁でがっかりすることは少ない。
ワタクシが、もう行かなくていいと思ったからではないだろうけれど、丸亀製麺の香川進出1号店は3年後に閉店。
今日行ったのは、いつできたのかは知らないんだけれど、現在県内にただひとつ店舗を構えている所。
今日食べた感想…以前はけっしてまずいとは思わなかったんだけれど、今回はまずいと思った。
とにかく出汁が酷い。
以前は讃岐っぽくないとは思ったが、まずくはなかった記憶。
今回、化学調味料とは思わなかったけれど、出汁パック?を再利用というか、何か加工でもしてる?(異臭と感じるくらいのイヤ~なきついニオイがした)と感じたほど。
麺はコシとももちもち感とも違う、何だか得体のしれない堅さ。
麺の味というか風味が感じられない。
粉を練ってのばして固めて棒状にしただけ?(おや、どこかで聞いた言葉…笑)
とにかく、私がうどんと思っている食べ物ではなかった。
それにしても、以前とあまりにも違ってしまったのはなぜ?
おそらく…。
かけうどんしか食べない人はほぼいないだろうから、出汁の味が酷いことに気がつかない人が多い。
また、讃岐うどん本来のメニューではないもの(今回でいえば、季節限定の明太クリーム釜玉や明太チーズ釜玉等々)だとか、サクサク揚げたてが売りの天ぷらと同時に食べる場合は、麺そのものの味がわからなくなるので、そういうメニューを食べたい方々に合わせた麺なのだろう。
ちなみに、我が家のふたりは、釜玉も讃岐うどん本来のメニューとは思っておりませぬ。
玉子でせっかくの麺の味(風味)がわからなくなり、なんともったいないこと。
天ぷらも、必ずしも揚げたてがいいとは思っていない。
うどんを食べに来ているのであって、天ぷら屋に来ているんじゃない。
かなり昔、相棒クンが揚げたて天ぷらが評判のうどん屋(有名店…けっして名店ではない)へ行ったら、うどんだけが先に出てきて、食べ終わった頃、天ぷらが揚がったからと出されて、めっちゃ憤慨していたことがあったけど、確かにそういうのは、うどん屋とは言えない。
名店中の名店と言われたうどん屋さんの天ぷらは、業者さんが持ってくるもので、揚げてから時間が経っていても、うどんとの相性は抜群だった。
まずはうどん(麺)が主役じゃなければ讃岐うどんを名乗ってはいけないのでは?
その麺に相応しい出汁と、さらに美味しく食べるためのトッピング…。
讃岐うどんは、ごくシンプルな食べ物のはず…。
まずいうどんを食べてしまったら、食べ直しをする我が家のふたり。
本日はもちろん、久々の「食べ直し」(ー_ー)!!
「食べ直し」したうどんは、けっして超・好みというほどではなかったけれど、これぞ「讃岐うどん!」だったから、お口の中の嫌な状態が、少しずつ少しづつ、軽減されていった(笑)

そうそう…。
丸亀製麺サンの看板やのぼりを見て感じたこと。
讃岐うどんのほとんどは国内産小麦粉使用ではないから(県内産小麦粉を使用するお店も次第に増えてはきているけれど)丸亀製麺サンは、国内産小麦使用を強調してる?
で、うどん店が、粉から打つのはごく当たり前というか、特別なことじゃないのに、それを強調するのはなぜ?
さてさて、さすがに丸亀製麺サンも手打ちとは言っていないけれど、手打ちじゃなく、機械打ちの麺でも、また国内産小麦粉を使っていなくても、美味しい「讃岐うどん」のお店はたくさんあるということを付け加えて、この話題は終了!