11/3(日)
神戸から京都への移動日。
今回、最終日の行動によっては、ホテルからキャリーごと荷物を送る予定にしていた。
ということで、キャリーは最大限に広げるとかなり容量は増えるが、やや小ぶりの旧式2輪のリュック兼用型。
宅配便で送ると、どうしても汚れたりするので古いキャリーを引っ張り出してきた次第。
まさか、配送中にこれが破損してしまうとは思っていなかったけど…(◎_◎;)
2輪なので使いづらいが、ソフトケースだから形が多少自由になる。
キャスター部分にはカバーがあるので、膝の上で抱えることも可能。
電車の中で大きく場所を占めてしまうことはない。
おかげで、今回の神戸⇒京都移動の際、他の乗客の邪魔にならなかったのは幸い。
高速バスは荷物を預けられるし、新幹線はほとんどの人がでっかいキャリーだから気兼ねすることはないが、日常生活で人々が使っている電車の中へ、大きく場所を取るタイプのキャリーを持ち込む際は、たとえ通勤ラッシュの時間帯ではなくても、申し訳なく思う。
阪神元町駅から阪神梅田、そして梅田で阪急に乗換えて、京都河原町到着。
神戸から京都へ移動し、京都では河原町周辺の宿泊するのなら、自分にはやっぱりこの方法がいちばん楽。
座れる確率も高い。
河原町駅から、思ったよりも遠くはなかったホテルへ荷物を預け、京都駅へ向かう。
このルート、いまだに阪急と地下鉄の乗換えはどこの駅だったっけ?と一瞬考える。
京都の鉄道は、駅名が紛らわしい。
京都駅へ向かったのは、京都タワーへ登るため…ではなく(笑)
天気予報ではしばらく雨は降りそうにないので、うどん国へ戻る5日に比叡山へ行ける。
京阪電車、叡山電車、ケーブル、ロープウェイ、シャトルバスが乗り降り自由な比叡山1dayチケットは、京都駅前の京都タワーの中にある旅行代理店インフォメーションセンターでしか販売されていないというので、久しぶりに京都駅の烏丸口側へ出てタワーがあるビルへ。
実は…京都へは何度も来ているけれど、京都タワーの中へ入ったのは初めて。
タワーっていうから、ずっと展望台だけだと思っていたけれど、ホテル・レストラン・ショップそして大浴場まであるなんて…。
全く知らなくて、ごめんなさい_(._.)_
インフォメーションセンターへ行くと、カウンター前はけっこう人が並んでいた。
外国人客が多いからか、全然列が進まない様子。
カウンター内の担当者は、それぞれが流暢に外国語(英語ではない言語も)をしゃべっているんだけれど、客の多くが、自分の要望を的確には伝えることができていない様子。
それでも担当者の方々は、あれやこれやの要望を聞いてはそれを整理し、客の望みを叶えようとがんばっていらっしゃる。
したがって、列の進み具合はかなりのスローペース。
なかなか順番が来ないことに業を煮やしたのか、私の前に並んでいた日本人のおっちゃんが、カウンター横で事務作業していた係員に向かって、タワーの入場券は、ここで買わなくてもタワー入口でも購入できるんやろ、と叫ぶ。
係員は、タワー入口ではもっと混みあいますので、ここの方がいいですよ、と大きな声で返していた。
おっちゃん、あきらめ顔になりそのまま素直に並ぶことを選択した様子。
そのやりとりで、タワー入場券がここで買えることを初めて知った私。
どうせここまで来たのだから「初・京都タワー」を体験してみようという気になった。




比叡山1dayチケットも購入できたし、タワーからの京都の街並みもたっぷり眺めることができたので、この日も遅めとなってしまった昼食をとろうと思った。
というか、この日のお昼ご飯は、夕食兼用の予定。
行くお店も決めていた。
まずは久しぶりの京都駅烏丸口側、そして大階段。



京都駅の大階段を見上げるたびに必ず思い出すことがある。
今の京都駅ビルが開業して1年くらい経った頃、手元に有効期限が迫っている残り1回分の18きっぷがあった。
もうじゅうぶん元は取れていたから、使わなくても損はしないきっぷ。
その当時、18きっぷの季節になると、とりあえずきっぷだけ購入しておいて、チャンスがあれば使う…みたいなことをやっていた私。
そのとき、相棒クンは数日間の出張中。
残っている1回分を使って、どこかへ行く絶好のチャンス(笑)
でも、どこへ行く?
18きっぷで行ける「めぼしい場所」は、ほぼ行っているから、行きたい場所がすぐに思いつかない。
突然、そうだ京都だ…とひらめいた。
映像で見る新しい京都駅は、今までの「駅」らしくないし、「京都」らしくもない。
そういう意味での興味があった。
当日、大阪までと比べると、たった20数分遠いだけなのに、何だかとても遠く感じた京都。
改札を出て、「これが大階段か…」だとか「エスカレーターはいいけど、雨の日大変じゃん…」だとか「飲食店がいっぱいあるなあ…」だとか「デパートの売り場と直結しているんだ…」とか、完全におのぼりさん状態で探索。
ちょうど鱧の季節。
エスカレーターでいちばん上に登って景色を眺めた後、入ったデパート側の和食屋さんの季節限定の鱧づくしのランチを美味しくいただき、また駅ビルを探索していたら、あっというまに帰りの時間を気にしないといけなくなっていた。
18きっぷを使った神戸や大阪への日帰りは何度か経験しているが、京都まで来たのは初めて。
新快速だと、京都へは大阪から30分もかからないんだから、さほど大きい違いはないだろうと思っていたけど。
結局…往復だと約1時間近くの差は、かなり大きいということが、よ~くわかった日(・_・;)
その後、18きっぷを使った京都日帰りは一度もしたことがない(苦笑)
やっぱり普通列車による京都日帰りは、ちょっとハードだったということ。
せっかく京都まで行っても、京都らしい場所へ行く時間もないわけで…。
話が逸れた。
この日の食事(昼食兼夕食)についての私の希望…ごくあたりまえの接客態度のお店でいいから、そして極上の味でなくてもいいから、ごく普通に美味しいものを食べたい…だけ(苦笑)
ということで、駅ビル専門店街のレストランへ。
鱧を食べたお店ではなく、数年前に偶然入って満足したお店が、今も営業中のはず。
はっきりと場所を覚えていたわけではないが、店名は記憶していた。
今回も美味しく、そして気持ちよく食事ができたことに感謝。
昨夜のお店とは大違い。
お昼のピークは過ぎていたが、それでも場所柄、次々と途切れることなく来店する客への接し方が丁寧。
フロア係りの方は数人いたけれど、みんな感じがいい。
お料理も美味しく、ビールも美味しくいただきました。
ごちそうさま<(_ _)>


まだ、寝るには時間が早すぎた(笑)ので、チェックインする前に錦市場へ寄り、相棒クンに頼まれていた「辛~い」七味を購入。

連休中なので錦市場周辺はどこも混雑。
昨年に比べ、日本人の割合がかなり多い気がしたが、すんなり歩けない混雑ぶりは昨年以上。
混雑ぶりを見ただけで、引き返したい気持ちになったけれど、明日出直したところで、状況は変わらないだろう。
頼まれていた「辛い」商品だけでなく、今回は違うお店の、違うタイプの辛さの商品も購入。
ホテルは前日泊まったのと同じ系列。
が、こちらは開業して日が浅いこともあり、まず非常にきれい。
部屋も広く、何よりありがたかったのが、足を伸ばすことができる浴槽。
ライブ遠征旅は「足」が疲れるので、お湯の中での足の曲げ伸ばしは必須(笑)
この日は早い時間からベッドでゴロゴロしながら、日頃あまり見ない番組を見るともなく見ているうちに、寝てしまっていた…らしい。