先日、相棒クンが初めて夕食の献立のうちの、一品を作った(^_^;)
献立名は、野菜炒め(笑)

ヤツは今どきとっても珍しい人間。
ご飯も炊けないし、食パンも焼けない。
彼の名誉のために言っておくけれど。
実は、ヤツは素麺を茹でることができるのと、薄焼き玉子は作ることができる。
そういえば、胡麻をすることもできる。
素麺と薄焼き玉子には…理由がある。
ある夏の暑い朝、麺類大好きなヤツに、朝食は素麺がいいと言われた私がプチッとキレたことが発端。
こんなクソ暑い日に、朝からガスコンロの前にじっと立てと言うの?とキレた私に、ヤツが言ったのは、それならオレが作るから素麺の作り方を教えてくれ…だった。
今の私は、そのくらい素麺が食べたかったのだろうと理解しているけれど、当時は何で朝から素麺なんだ?と思っていた。
素麺って簡単なようで、茹でるのには火の前で立たなくっちゃいけないし、薬味もたくさん(我が家では(8~9種類)用意しないといけないから、できれば作りたくはない。
作らない人には涼しい食べ物なんだろうけれど。
しかし、その後ヤツは熱い(暑い)コンロ前で、黙々と素麺を茹でるようになった。
素麺を茹でることができるようになると、次は錦糸たまご用の薄焼き玉子も作れるようになった。
薄焼き玉子に関しては、専用フライパンなので、教えなくてもすぐに作ることができた。
上出来(^O^)だと感激したものの、残念ながらそれ以上の進展はないまま。
いまだに他の薬味は私が用意している。
素麺以外の調理はまったくできない。
というか、料理をする気が皆無。
先日、夕飯の支度で私がバタバタしているときに、手持無沙汰状態のヤツに、これちょっと塩コショウしてマヨネーズで和えといてと、大根・きゅうり・ハムの千切りが入っている器を渡そうとすると…逃げたっ。
そんなこと言われても、分量もわからんから無理…だそうで。
調味料なんてちゃんと量ったこともないワタクシにはその言いぐさが理解できないし、気にいらないっ。
そんなの出来上がりの味を想像したらわかるだろっ
わからないなら、どのくらいの分量かって聞けばいいだろっ(# ゚Д゚)
その日のメニューは、私の思いつきで初めて作ろうとしていた柿のピザと、なすとピーマンとしいたけのひき肉炒めと、ヤツに和えてもらおうと思っていた大根サラダ(ミニトマト添え)。
切ったり洗ったりの材料がたくさんあったので、とりあえずサラダを和えてもらおうと思ったんだけれど、ヤツはそれすらもできなかった(´;ω;`)
ヤツがご隠居さんになってから、料理に興味を持つようになればと思っていたものの、自分は食べる専門」と言ってはばからないヤツ…(´;ω;`)ウッ…
が、さすがにキレたワタクシ、この日、いちばん簡単な野菜炒めを作らせてみた。
材料はキャベツとピーマンとしいたけとベーコンのみ(私自身が作るのだったら、人参やなすも入れるし、最後は卵でとじるけれど、ヤツにそんな複雑な作業をさせたら、おそらく家出する…苦笑)。
味付けもごくシンプルに塩コショウのみ(私だったら、マヨネーズと醤油少々、そしてチーズも入れる…笑)。
ヤツは、ピーマンの種だけは取ることを知っていたものの、あとはそれぞれの切り方から教えなくてはならない状態。
食べるとき、この料理はどうやって作られているかなんて、まったく思わないらしい。
今後が思いやられるけれど、これを機に鍛えてやるっ(^O^)
昨日から、いえいえ、数週間前から「結婚」に関する報道が目についているけど。
私も自分の親からは最初は付き合うことを反対された(というか妨害された)けれど、最終的にはそれなりの祝福を受けて結婚。
そうなるように、けっこう知恵を絞ったし、流れに任せることもあった。
そういえば、ある人からは(彼に)騙されているんじゃないかとも言われたこともあった。
所詮、ごく普通の庶民なので、「艱難辛苦」というほどではなかったけれど、そこそこの大変さはあった。
無事に結婚まで漕ぎ着け、あれから数十年。
お互い子供の頃から知っているので、そこから数えると、もう50年以上。
本当なら「老いて仲良く…」なんだろうけれど、いまだにヤツに対し、「一瞬めっちゃ腹立つ」ことがあるのは日常(ま、これは主にワタクシ…笑)
たぶん、ずっとこのまま。
夫婦であっても、考え方に当然違いはある。
対立することもある。
すべてのことにおいて、まったく同じ方向に進んで行けるわけじゃない。
人間だもの(笑)
でも、人間だからこそ、それまでの自分とは違う考え方をすることもできる。
我慢も妥協もできる。
そうそう、あまりの腹立ちで、私が家を出たことは過去3回。
最初は40分くらい当時住んでいた家のまわりをブラブラして戻った。
2回目は高松駅まで行き(実家に帰るつもりはなかった)、駅前の玉藻公園のお堀を眺めて、ヤツに電話して迎えに来させた(笑)。
2回目までは、かなり若いころ。
3回目はわりと最近(といっても数年前)。
このときは、やはり高松駅まで行き、駅前のビジネスホテルにでも泊まるんだと怒りの勢いでそう思っていたけれど、宿泊代の数千円(4000円くらいだったか)がもったいなく思えてきて、駅のミスドでコーヒーを飲んで帰った。
結局、どれもほんの少しの時間家を空けただけ。
すべては物事の受け止め方次第、こころの持ちようひとつでござる°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
人生は長い。
3~4年じゃ終わらない。
どうぞ、末長くお幸せに。