2022年11月6日~7日
コロナ前は、遠出する前に考慮するのは「お金」のことくらい(笑)
ところが、こんな世の中になってしまってからは、本当に行ってもいいのだろうか…という、けっして今までにはなかった「スイッチ」が必ず一度は入るようになってしまった。
そのスイッチを一度入れて、そこから行くか行かないかを決める。
それは、「お金」のことを考えるのとは、全然次元が違い、ある意味「本当の自由」がない世界になったなあ~なんて思ってしまう(;^_^A
そういう不自由な状況にしてしまっているのは、「自分」の考え方のせいでもあることは間違いないけれど…。
でも…。
今のところ「その考え方」を変えるつもりはない。
そのくらい高齢者で持病持ちには慎重さが必要だろうと思っている。
今回の世良さんたちのライブのことを知ったときも、一度はこのスイッチを入れた。
自分たちの気持ちを「はかり…」に乗せ、行きたい方がずいぶん重たかったのでお出かけ(笑)
今回も自分たちのルールとして、お店の中では食べないということを決めた。
たぶん、飲食店で食事をしたからといって、感染する可能性はゼロではないにしろ、そう多くはないとは思っている。
が、素人の頭では、結局感染対策としては、そのくらいしか思いつかない。
マスクや手指消毒は当たり前にやっていることだし。
出発の日。
数日前の天気予報では、中国地方は雪の可能性も、なんて言っていたはずなのに、この日の暑いこと。
上に着ていたものを脱いでインナー同然の長袖Tシャツ1枚で過ごすことになったけれど、それでも暑く、半袖が欲しかったほど。
瀬戸大橋の与島PAにも、好天気に誘われたか、あるいは旅行支援のおかげか、かなりの車、そして人々。
この橋は車で渡って与島PAに立ち寄れば、橋の巨大さもよくわかるし、景色も楽しめる。
以前は素通りしてしまうことが多かったけれど、年を重ねた頃から、休憩も兼ねて立ち寄ることが増えたかも。

あっというまに本州だった。
山陽自動車道は中国自動車よりは走りやすいけれど、景色の変化があまりないことは同じ。
距離が長いからよけいにそう感じるのだろうけれど、走っていて面白味がない道路。
SAよりは車が少ないだろうということで、途中のPAで、トイレ休憩と事前に買っていたおにぎりの昼食。
宮島SAでは、夕食用のあなご飯弁当を購入。
このあたりまでは、それほど遠いとは感じていなかった。

この後、このままだと早く着いてしまいそうだったので、休憩の数を増やし、2時半頃に下松市内へ入った。
休憩ばかりしていたせいか、このころには目的地が遠くに感じるようになってしまっていた(-_-;)
先に会場の場所確認。
宿泊先からそう遠くはないけれど、歩いて行くには少しばかりきついということを自分たちの目で確認してからホテルへ。
全国チェーンの格安ビジネスホテルだったけれど、3時からチェックインできたのは非常にありがたかった。
ライブ会場のスターピアくだまつ
それほど巨大な施設ではないけれど、いい雰囲気のきれいなホール。
建物自体はそれほど新しくないようだったから、ホールは最近改装したのかな?
ショッピングモール内にある会場へは、駐車場から専用エレベータで直接行けるようになっていた。


ライブを堪能後は、ホテルの部屋でふたり打ち上げ(笑)
あなご飯は上品な薄味で、コンビニで調達したワインも上々の味。
SOPHIAライブの東京では同じくコンビニ調達のワインの栓が、今どきの安物ワインにしては珍しくコルクタイプ(本物のコルクではなかったと思うが…)だったので、フロントに栓抜きを借りに行く羽目になってしまったが、今回は最近のねじ式。
ちゃんとしたガラスコップも部屋にあったから、おいしくいただけた。
東京で宿泊したのは「エコ」を唱えてたホテル。
歯磨き用はいいとしても、部屋の飲用もすべて紙コップ。
紙コップで飲むワインは、やはりちょっと…(-_-;)
ま、ビジネスホテルの客室でボトルワインを飲む人はそうはいない…か(笑)
翌日もいい天気。
やはり暑かった。
帰りもどこかのSAへは寄るだろうけれど、SAで買えるものはどこでも似たり寄ったり。
少し変わったものを求めて、道の駅へ行く。
思ったより遠かったけれど、そこで夕食用のものをゲット。
道の駅 ソレーネ周南ってなんかどこかで聞いたことがあるような気がしていたのだけれど、あの富田林の逃走犯が捕まった場所だった。
当時テレビで見たときはめっちゃ大きい道の駅だと思っていたけれど、駐車場はかなり広いものの、売り場はそれほどの規模でもない。
それほど広くない売り場だけれど、野菜はもちろんお惣菜、お弁当等、商品はかなり豊富。
近くに牧場があるらしく、フランクフルトやソーセージやハム類もたくさん。
晩ご飯用にいろいろと買い込んでから山陽道へ。
途中、ここまで来ているのならバターケーキだろうと、広島で下道へ降りた。
ところが…。
まず、私の記憶が曖昧すぎた。
そもそも、その長崎堂さん、私は今まですんなり行けたことがたぶん一度もない(-_-;)
ナビに入力したものの、車のナビでは細かくは案内してくれない。
スマホのグーグルマップでもよくわからず、その周辺を行ったり来たり。
ようやく、いちばん最初に入った小道へもう一度行ってみれば、私の記憶とは反対側の方に店。
が、なんとまだ12時にはなっていなかったというのに、完売。
以前は、午後1時くらいまでだったら、買えたんだけれど。
たぶん、迷ってそのあたりをうろうろしていなくても、すでに完売だったのだろうと思う。
最初に通ったとき、そちら側をしっかり見てはいなかったけれど、その周辺に人は全然いなかった。
いつ行っても、店内から何個も購入したものを抱えた人が次々と出てくるような状態だったから。
やがて、完売の張り紙がある戸口から大きな箱をたくさん乗せた台車が出ていった。
以前から配送はあったけれど、最近はそちらの方が多いのかも…。
気を取り直して、山陽道に戻ってから、また景色が変わらない道をひたすら進む。
小谷SAで休憩。
ここはアンデルセンの経営らしく、パンはもちろん、おみやげ用のお菓子もアンデルセンのものがたくさん。
そんなたくさんの商品の中で、川通り餅を見つけ、即買い。
我が家としては、広島みやげといえば、バターケーキと川通り餅であり、けっしてもみじ饅頭ではない(笑)
もみじ饅頭もたまには買うけど、今回は買う気なし。
アンデルセンのパンは、四国でも普通に買えるから珍しくはないものの、ふだん我が家では買わない(うどん国にだって他においしいパン屋さんはたくさんある…苦笑)ので、少し購入。
それと広島菜の漬物を少々。

あとは、家を目指すのみ。
往路で瀬戸大橋の各橋の名前は全部下に瀬戸大橋とついているかも、と相棒。
最後に渡った下津井橋に下津井瀬戸大橋と書いていたのが見えた、と。
帰りに全部確かめなくては、と橋ごとに撮影してみたが、結局、橋の名称部分はどの橋も写っていなかった(;^_^A

瀬戸大橋は正確に言うと10個の橋でできているそう。
写ってはいなかったけれど、名称が確認できたのは下津井瀬戸大橋・櫃石島橋・岩黒島橋・与島橋・北備讃瀬戸大橋・南備讃瀬戸大橋の6つで、瀬戸大橋とついているのは、この中の3つだけ。
他4つは櫃石島高架橋・岩黒島高架橋・与島高架橋・番の州高架橋で、詳しくない我々にはそれぞれの橋と高架橋がひとつの橋に見えている(苦笑)
瀬戸大橋は車でも列車でも、あっというまに渡り終わるのだけれど、この風景が目に入ると、ああ帰ってきたな、といつもそう思う。
うどん国住人になって、もうかなりの年月が経った。
それでも、いまだにこの土地のことをまるごと全部好きにはなれないのだけれど、風景の柔和さや、穏やかさは好き。
この景色が目に入った瞬間にほっとする。
思わず、ただいまという言葉が口をついて出る。
ここは大阪方面から帰ったときには見えないけど、うどん国は丸っこいおむすび形の山が多く、そこらじゅうのどかな光景。
こういうのどかさが、県民性には反映しないのがとっても不思議(笑)