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2015_09
24
(Thu)09:02

「正しい」…

遥洋子さんの著書「介護と恋愛」の中に、『正しいとは力だ。しかし、どの正しさにも「なぜ?」が抜けていて、それらの正しさには、正しさで返事するしかない…』という旨の記述がある。

その本に出会う少し前まで、約2年間ほど、ワタクシの日常の中には介護があった。
自分としては、いろいろと大変なことがなくはないものの、それが日常だったから、それまでと変わらず、ごくフツーの感覚で暮らしていたと思う。

遥さんの本にあるように、介護は美しい世界ではけっしてない。
介護される側の状態にもよるけれど、場合によっては、もれなく○○チがついてくる世界であり、それがイヤだろうが平気だろうが、また、介護する側・される側の気持ちには関係なく、とにかくそれが日常なのだった。

周りからの「介護は美徳」「偉い」「すごい」などという賞賛のされ方は…だから、ワタクシ的には、まったくの的外れ(日常=あたりまえなので、賞賛という概念は別次元…)。
それらの言葉に困惑したけど、それを説明するのは難しい。

見ている方向が違うということは、当然、見えるものが違う。
なので、当時そういう言葉は、適当に受け流していた。


今回の「昔」「遠慮願います」などの発言に対する、様々な反応にちょっとびっくりしたり、でも納得したり(苦笑)
過疎っているこのブログも、昨日のアクセスは、またまた驚きの数字。


あまのじゃくのワタクシにとっては、以前の会報等々の発言の方が、一見「正しい&美しい」だけに、かえって「?…」だったということですな、きっと(苦笑)。


昨日から、頭の中で流れている楽曲はコレ→中島みゆき「悲しいことはいつもある」

C.O.M.M.E.N.T

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