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頭の体操  

昨夜は落語の独演会。

独演会

独演会2



お彼岸が近くなり、日も長くなったので、会場のサンポートホールへ着いたとき、「そら」はまだ明るく、「くも」もあったけれど、このときは「くも」を見上げても、大きく深呼吸しながらだったからか、けっしてもの悲しい気持ちにはならなかった。
「生きる」ことは悲しいことばかり…というわけでは、けっしてない。

雲



さて、落語独演会。
独演会ということだったので、てっきり小朝師匠おひとりだと思っていたけれど。

開口一番は、桂文雀さんの「桃太郎」
これは、先日の落語会で鞠輔さんによる一席を聞いたばかり。
一瞬「また桃太郎…」という気持ちだったけれど、噺家さんによって違う表現を実感できた。

好みとしては、おそらく女性ということもあってか、鞠輔さんの方が、ワタクシは好き。

いよいよ次が小朝さん。
実は、若い頃のワタクシは、彼が苦手。
テレビでお顔を見かけたらその瞬間に、チャンネルを替えていたほど。

しかし…。
人は変われる(笑)
いつのまにかそこまでの苦手感が消え、このホール主催イベントの独演会を知ったときには、友の会に入会してチケットを取ろうか、という気持ちに。

そして、昨夜は小朝さんの落語を3席聞いたのだけれど、もう「上手いっ」のひと言(^_-)
努力だけではないんだろうな、やはり天賦の才ってあるんだろうなって、ついついそんなふうに思ってしまった(^^ゞ


「菊池寛が落語になる日」というサブタイトルがついているように、菊池寛の小説を落語で語るという試みらしい…が('◇')ゞ

すみません、ワタクシ、「文学作品」は、けっしてキライってわけじゃない。

でも、菊池寛作品は、1冊も読んではおりません。
高松出身ということは、もちろん知ってるし「父帰る」という、超・有名な代表作があることも、芥川賞や直木賞の創設者であることも当然知ってはおりますが…<(_ _)>

というわけで、小朝さんの3席のうちどれが菊池寛の作品からだったのかがよくわからなかったんだけれど…。
大岡越前のお話の「奉行人と人相学」と、中入り後の、舞台照明を効果的に使った国定忠治のお話の「入れ札」が、おそらく菊池作品。

そして、大神楽の柳貴家雪之介さんの曲芸(初めて、生で「太神楽」というものを見たけれど、ハラハラしながらも非常に素晴らしかった)で楽しんだ後の、最後の一席は「抜け雀」

この「抜け雀」、以前に確か染丸師匠で一度聞いたことがある。


小朝さんもおっしゃっていたけれど、落語は聞く側の想像力なくしては成り立たない。

その想像力に、特別な能力は要らないから大丈夫。
特別な才能はないけれど、しっかりと頭を働かせた夜!(笑)

Posted on 2016/03/12 Sat. 17:14 [edit]

category: LIVE記録(落語 他)

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