先日も書いたとおり、お盆はいつものように帰省。
帰省中は、相棒クンの実家で、ひとり暮らしをしている母のために、いろいろと仕事を片づけたり、ホームセンターやスーパーへ買い出し(^▽^;)に出かけたりの日々。
同じ四国でありながら、また昔とは違い、高速道路だってあるんだけれど、それでも、我が家から1~2時間で行けるような距離ではない。
だから、数日間しかない休み期間では、帰省中、実家でお茶を飲んでのんびり…なんていう余裕はないくらいの慌ただしさ。
そんな中での、ほんの少しばかりの「観光&美味しいもの」記録。

今回宿泊した宿の近くにある博物館⇒
「歌麿館(いよ観ネット)」に、世界で4枚しか確認されていないという、喜多川歌麿の版木が2枚も展示されているというので、行ってみた。
当日は、朝から仕事や買い物に追われていたので、展示館についたのは入館時間午後4時半の、なんと1分前。
開館時間は5時まで。
しかし、今回我々の目的は、この肱川町で2枚も発見されたという歌麿の版木だけなので、30分あれば何とかなる。
実は、17年ほど前に亡くなった父親は、版画が好き。
浮世絵の美術全集みたいな本も持っていたし、年賀状は必ず多色刷りの版画。
母によると、年賀状制作には、毎年数か月の時間をかけていたらしい。
もし、元気な頃にこの版木の存在を知っていたら、私たちのように、たった30分程度の見学時間ではすまなかったはず(^^ゞ
保存状態を保つために薄暗い照明の下でガラスケース内にひっそりと展示されていた版木は、思わず息をのむくらいの精巧さ…と言ったらいいのか。
そんなありきたりの言葉を使ったら、それは無神経だと言われても、何も反論の言葉も出ないくらい「繊細」で「精密」←これも、やっぱりありきたり(;^ω^)
版木は相当貴重なもののはずだし、おそらくこの施設は、そういう貴重なものが発見されたことで建造されたものなんだろうけれど、もう少し広く世の中に発信してもいいような気がする。
展示施設は、実家からは車で30分もかからないくらい近い場所。
それなのに、地元新聞をかなり丁寧に読む母でも、近隣の肱川町で版木が発見されていた、ということも、そしてこの展示施設の存在も、まったく知らなかったそう。
2枚の版木はじっくり見ることができたけれど、ここの建物内部は、個人的に好きな造りだったし、今回は他の展示物を見る時間はなかったので、時間に余裕があるときに、もう一度行ってみたい。
さて次の「観光」は…道後温泉本館。
松山で生まれ育ったので、本館にも、もちろん何度か入浴したことはある。
が、子供の頃は、ほとんど椿の湯の方へ行っていた記憶なので、本館を見ても特別な懐かしさはない。
いつも映像で見ている場所を、今、生で見てるんだなぁ~という程度の気持ち。
が、何と言っても、いちばん強く感じたのは、昔はこんなに観光客だらけではなかった…ということ。



夜遅くまで入れるとはいえ、入り口であんなに並んでまで、みなさん入るんだね…(;・∀・)
今回、我々が宿泊したのはひとり3万も5万も10万もする(笑)ような高級旅館じゃなく、ごくごくフツーのホテル。
でも、ホテルの大浴場にも、源泉からのお湯が引かれているので、数十年ぶりの道後の湯。
記憶通りの柔らかいお湯で、私は好き。
道後の湯は、あまり「温泉」っていう感じはしないし、おっそろしいくらい高いお値段の旅館に宿泊された方々や、本館で長く並んだ後に入浴した方々は、道後温泉をどう評価するのだろう^_^;
さて、最後は、このお休み期間中に食べた美味しいもの。
酔っぱらってしまい、食べ物そのものの写真がないものも多々あり(;´∀`)

内子「松乃屋」の夕食の一部&朝食。
トマト冷製稲庭うどんは絶品。
ここの朝食の梅干しの昔ながらの超・酸っぱさは、私の大好物。

大洲「鹿野川荘」の夕食お品書き。
いわゆる公共の宿とは思えないくらいの料理の味の良さ&質の高さ。
そこそこお高い程度の牛肉では、身体がまったく牛肉を受けつけられないワタクシが、出された牛肉をちょっと味見したら、そのままペロリと平らげました…です(笑)
また、鮎塩焼きは、もちろん頭から尻尾まで全部。
めちゃうま(^O^)/
どれもこれもあまりの美味しさに、写真は見事にぜ~んぶ撮り忘れたけど(^^ゞ

道後温泉「山の手ホテル」の部屋と、まだお酒を呑む前なのに、温泉へ入った後でなぜかTシャツを後ろ前に着たまま食事に出かけてしまった相棒クン。
部屋は、空きが出たとかで、お値段そのままで、チェックイン時に広い方に替えてくださった。
狭い部屋の方が好きな私としては、何だか落ち着かなかったけど、広い部屋が好きな相棒クンはとっても満足げ。
空きがあったといっても、ホテル全体で言えば、ほぼ満室状態。
夕食のお品書き&料理の数々。



地鶏料理だけは、今ひとつだったけれど、何とここの牛肉も、私の身体が受けつけた~!(*^▽^*)
ごちそうさま。
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