FC2トラックバックテーマ 第2075回「あなたの好きな方言は?」
小学5年生で、このうどん国の学校に転入したとき、この地の方言のあまりの汚さに驚いた。
女の子がフツーに「ほんでのう」としゃべるのには耳をふざぎたくなった。
翻訳すると「ほんでのう」=「それでね」…という意味。
私が生まれたみかん国での方言ではそういう場合「そやけん」と言う。
4年と数カ月の子供時代、けっしてうどん国方言に染まることはなかった。
大げさに言えば、染まったら、自分ではなくなる、と思っていたかも。
小学校時代は、全校生の中での転校生の割合が多かったこともあってか、方言が理由でいじめられることはなかった。
中学生になると、方言以外のことで難癖をつけてくる連中もいたが、それに屈することもなく、やがてまた転校ということになったので、うどん国方言の意味はわかるが、使うことはないまま大人になった。
その後、この地の住人になってからは、汚い方言に耳をふさぐこともない。
もう大人だし、おそらくは頭の中で、自分の表現に変換してして聞いている(。´・ω・)?
お店で、もし「これまんでがんいた」と言っている人がいるとしたら、あ、この人は、「これ、全部下さい」と言っているんだなぁ…だとか。
そうはいっても、今どき「まんでがん」という言葉は、ほとんど使われていないように思う。
「いた」の方は今でも耳にすることがあるし「ほんでのう」は、少なくとも10数年前頃までは、綺麗にお化粧し、流行りの洋服を着ているお嬢さんでも、気の置けない仲間うちでは使っていたように記憶している。
しかし…。
最近では、年配者と若い人では使う言葉が違うかも。
いまどきの若い人々は、アクセントはこの地方のものであっても、「これいた」「なんがでっきょんな」「ずんやり」…などの言葉は使わないかも。
私自身は、この地の住人となって40年近く。
もう立派な年配者(笑)
でも、自分がしゃべる場合、もちろん今でも「ほんでのう」なんて言葉は絶対に使わない。
そうは言っても、この地で、自分の生まれ故郷の方言で通してしまうと、いろいろとややこしいことになるのは経験済み。
よそ者への偏見は強い土地。
だから、現在は、この地の人には耳馴染みのある「関西弁っぽい」言い方、つまり「似非関西弁」を使用(=^・・^=)
唯一、この地の方言で好きなのは「うまげな」…と言う言葉。
これ、めっちゃ便利な言葉。
この言葉にはふたつの意味があり、どちらの意味も、標準語に翻訳してしまうと、ちょっとしっくりこないというか…。
「うまげな」は、私の中では「うまげな」…でしかないみたい!(^^)!
ふたつの意味のうち、ほぼ「それは、うまげな話しだ」…という表現の方で使っている。
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