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    mikelan

    Author:mikelan
    mikelan(ミケラン)と名乗っておりますが、実態はどこにでもいるフツーのオバチャン。

    音楽・旅が好き。
    若い人たちに紛れ込んで、こっそりと(?)ロックバンドのライブに行ってます。

    ブログタイトル「からっぽの青春」は、知ってる人は知ってる(^^♪あるレコードのシングル盤のタイトルから拝借しました。
    生来あまのじゃくなので、ここのブログ記事も、そのような内容…かも。
    カテゴリは、大雑把な性格なので、かなりおおまかな分類。


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    DATE: CATEGORY:LIVE記録(落語 他)
    2020-11-20-2.jpg

    この落語会のことを知ったのは、コロナの感染が少し落ちついていた10月初旬。
    地元感覚で日帰りできる岡山での公演だったとしても、おそらく行ってはいない。
    県内のホールだからこそ行けた。

    興味のあるイベントやコンサートには、ほぼ「遠征」でしか参加できない「地方在住者」は、コロナが憎い。
    そして、鶴瓶師匠には、香川で落語会をやってくれて本当にありがとうと言いたい。
    でも、また前のような状況に戻りつつある地域が増えているので、今後このようなイベントが無事に開催できるとは限らないわけで…(´;ω;`)


    この日は、小ホール、しかもコロナ対策で定員の半分しか入れないと聞いていたのに、開演の45分前に開場するなんて、珍しいと思っていたら、その時間は必要だった。

    まず、チケット持ってそのまま入場。
    場内で、いつもならもぎり取られるチケットの半券の裏側に電話番号と名前を記入。
    もし、この日の入場者から感染者が出たら、連絡が来るってこと?(たぶん)
    ちゃんと書いたかどうかを係りの人にチェックしてもらい、自分で半券をもぎって回収箱の中に入れて、席へ着くというしくみ。
    我々は、開場から10分くらい経った頃に入場したのでスムーズに入れた。

    席は事前に告知されていたように、前後左右が空いている状態。
    マスクは最後まで外してはダメ。
    終演後は、規制退場。
    徹底したコロナ対策…。


    こういう中で人を笑わせるのは大変だと思うが…。
    さすが、鶴瓶さん、初っ端から場内は笑いの連続だった。

    私の知っている落語会とは違い、鶴瓶師匠は、いきなり普通の恰好(洋服)で登場。
    高座には上がらず、立ったまま舞台中央で普通に話し始める。
    「自分の周辺にいる面白い人」「おもしろい体験談」「自分の変なところ」…等々を漫談で。
    ときには、舞台中央から下手や上手に移動しながら、ずっとしゃべっている。
    その話がめっちゃおもしろい。

    高座の用意はあるので、まさか落語をしないということはないだろうという思いが私の頭をかすめた頃、まるでそれを見越したかのように、鶴瓶師匠は場内に向かい「ずっとこんなんしゃべっているけれど、ちゃんと後で落語はしますからね」…だそうで(笑)

    時計は見なかったから正確な時間はわからないけれど、40~50分くらいは続いた気がするほどの長さ。
    最後に、次にする落語は癇癪」と「らくだ」と言い、一旦舞台袖にはけた。

    着物に着替える間、どうするのかな、と思っていたら(落語会では必ずある「めくり」がなく、お弟子さんの落語がない様子だったので…)その間は、映像を流すという趣向。
    コロナ禍で「自分が動かんと誰も動かれへん」と思ったから、落語会の再開を決めたこととか、各会場に半分しか入れない様子だとかをドキュメンタリー風に。
    これは、テレビ界でも活躍されている鶴瓶さんならでは、と感服。


    有名な方、そうではない方、と今までいろいろな噺家さんの落語を聴く機会はあったけれど、鶴瓶師匠の落語は初めて。
    古典落語の方とは聞いていた。
    が、今回初めて聴いて、古典落語とは言いつつも、鶴瓶師匠はそういう「枠」にはまらない方だと思った。

    「癇癪」は元の噺とは違うらしい。
    師匠の松鶴さんとのやりとりを落語にしているふう。
    松鶴師匠はかなりむちゃくちゃな方だったみたいだけれど、鶴瓶さんが語る噺を聴いていると、鶴瓶さんは師匠が好きだったんだな、と感じられ、ちょっと涙が滲んだ。
    あまりの無茶ぶりに大笑いしながらも…。

    「らくだ」は1時間もの大ネタ。
    でも1時間もの長さを感じさせなかった。
    気がつけばその世界に惹きこまれていたという感じ。
    どうやら最後のもうひとつ最後の「落ち」は鶴瓶師匠独自のものらしいけれど、その方が「救い」があって鶴瓶さんらしいと思った。

    噺家さんには、それぞれ違いはあるけれど、今までは「これが落語」みたいな…「リズム」とか「型」があるものと思っていたんだけれど、鶴瓶師匠の落語にはそういう既存のものは感じられなくて、でもなぜか気がつけばその世界に自分がいて、何か不思議な、でもとても楽しい時間。

    チャンスがあれば、ぜひもう一度聴きたい噺家さん。

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